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被災地復興の助けに

支援を呼び掛ける桜丘高校孫便りの会のメンバーら=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで
支援を呼び掛ける桜丘高校孫便りの会のメンバーら=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで

桜丘高が豊橋で募金活動
 
 台風19号の豪雨により千曲川の堤防が決壊し、甚大な被害に見舞われた長野県の復興に役立ててもらおうと、豊橋市の私立桜丘高校の生徒たちが11日夜、豊橋駅前で募金活動を行った。被災地では、ボランティア不足が深刻化し、浸水による汚泥の撤去や住宅の清掃などが終わらず、復旧が進んでいないといい、生徒たちは今後、現地でのボランティアも考えている。
 同校は、阪神淡路大震災をきっかけに発足したボランティアグループ「孫便りの会」を中心に、神戸市や東日本大震災被災地の慰問を継続。発災日の1月17日と3月11日には、学校を挙げて豊橋駅前で追悼集会を開き、毎月11日には募金活動も続けている。
 長年の活動の中で、生徒たちは国内外で起こる災害の被災地支援も自ら企画して実行。11日には、東日本大震災とともに甚大な被害を出した台風19号の募金活動も実施し、約100人の生徒が参加した。募金箱を手に「台風19号における長野県の水害募金を行っています」と大きな声で通行人に呼び掛けた。
 翌日の12日には同校で、孫便りの会に設立から携わる元高校教諭の川原元則豊橋市議(65)が生徒たちに被災地の現状を説明。川原市議は、今月8日に足を運んだ県内有数のリンゴの産地として知られる長野市で川の汚泥に覆われたまま手つかずとなっている赤く色づいたリンゴ畑や、泥出し作業が終わっていない民家などの写真を見せながら、「いまだに東日本大震災の被災地のような状況にある。みんなが行くだけで地域が元気になる。今、孫便りでできることを考えていこう」と訴えた。
 バスのチャーター費用の捻出や、ボランティアが不足する平日に行けるのかなど課題がある。同会代表の3年渡會留那さん(18)は「台風から1カ月が経ち、台風の報道をあまり見ることがなくなり、記憶や関心が薄れてきたと思う。しかし、いまだ悲惨な状態。現地では、高校生ならではの心の支援をしたい」と話している。
(飯塚雪)

桜丘高が豊橋で募金活動
 
 台風19号の豪雨により千曲川の堤防が決壊し、甚大な被害に見舞われた長野県の復興に役立ててもらおうと、豊橋市の私立桜丘高校の生徒たちが11日夜、豊橋駅前で募金活動を行った。被災地では、ボランティア不足が深刻化し、浸水による汚泥の撤去や住宅の清掃などが終わらず、復旧が進んでいないといい、生徒たちは今後、現地でのボランティアも考えている。
 同校は、阪神淡路大震災をきっかけに発足したボランティアグループ「孫便りの会」を中心に、神戸市や東日本大震災被災地の慰問を継続。発災日の1月17日と3月11日には、学校を挙げて豊橋駅前で追悼集会を開き、毎月11日には募金活動も続けている。
 長年の活動の中で、生徒たちは国内外で起こる災害の被災地支援も自ら企画して実行。11日には、東日本大震災とともに甚大な被害を出した台風19号の募金活動も実施し、約100人の生徒が参加した。募金箱を手に「台風19号における長野県の水害募金を行っています」と大きな声で通行人に呼び掛けた。
 翌日の12日には同校で、孫便りの会に設立から携わる元高校教諭の川原元則豊橋市議(65)が生徒たちに被災地の現状を説明。川原市議は、今月8日に足を運んだ県内有数のリンゴの産地として知られる長野市で川の汚泥に覆われたまま手つかずとなっている赤く色づいたリンゴ畑や、泥出し作業が終わっていない民家などの写真を見せながら、「いまだに東日本大震災の被災地のような状況にある。みんなが行くだけで地域が元気になる。今、孫便りでできることを考えていこう」と訴えた。
 バスのチャーター費用の捻出や、ボランティアが不足する平日に行けるのかなど課題がある。同会代表の3年渡會留那さん(18)は「台風から1カ月が経ち、台風の報道をあまり見ることがなくなり、記憶や関心が薄れてきたと思う。しかし、いまだ悲惨な状態。現地では、高校生ならではの心の支援をしたい」と話している。
(飯塚雪)

支援を呼び掛ける桜丘高校孫便りの会のメンバーら=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで
支援を呼び掛ける桜丘高校孫便りの会のメンバーら=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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