文字の大きさ

豊橋羽田中オーケストラ部が全国優勝

全国コンクールの重奏部門で全国1位に輝いたオーケストラ部の生徒ら=豊橋市立羽田中学校で
全国コンクールの重奏部門で全国1位に輝いたオーケストラ部の生徒ら=豊橋市立羽田中学校で

 豊橋立市羽田中学校(森下一義校長)のオーケストラ部が全国コンクールの重奏部門で最高賞「文部科学大臣賞」に輝き、昨年同賞だった合奏第一部門でも3位に入賞した。部員らは「さまざまな人のおかげで優勝できた。とてもうれしいです」と感謝の言葉を口にした。
 コンクールは、全国の小・中学生を対象にした「こども音楽コンクール」で64回目を迎えた。同部は昨年11月にあった中部日本決勝大会の両部門で優勝し、その音源で全国大会に進出。東京都内で1月に行われた音源審査を経て、重奏部門は8年ぶりの最高賞を獲得した。
 同部門で演奏したのは、渡邉芽以さん(バイオリン)と鈴木綾音さん(同)牧野里音さん(ビオラ)磯辺未月さん(チェロ)の3年生4人。
 弦楽四重奏で披露した「3つのディヴェルティメント」(ベンジャミン・ブリテン)は、ピッツィカートやグリッサンドなど特殊な演奏技法を要し、楽譜通りに弾くことすら難しい曲。あえて4人が選曲したのは、観客を翻弄する面白さがあったから。
 本番では、息の合った楽器同士の掛け合いと表情でコミカルさを演出。顧問の鈴木良輔教諭(31)は「勢いがあった」と圧巻の演奏をたたえ、磯辺さんは「力を出し切り、100%満足できた演奏だったので優勝できる自信があった」と振り返った。
 4人は昨年3月から大会へ備え、毎日、自主練習に励んできた。牧野さんは「3人の足を引っ張らないように頑張った。優勝できてうれしいです」、鈴木さんは「気心知れた仲間との練習は楽しかった」と話す。
 一方で、4歳からバイオリンを習い、部長としてメンバーを率いた渡邉さんは「みんなより1つ上をいかなければと思い、日々の練習に励んできた。絶対に全国優勝すると誓い過ごしてきたが、合奏部門ではかなえられなかったので悔しさと嬉しさが半々」と複雑な心境をのぞかせ、「来年は両方で全国1位を」と後輩へ夢を託した。
(飯塚雪)

 豊橋立市羽田中学校(森下一義校長)のオーケストラ部が全国コンクールの重奏部門で最高賞「文部科学大臣賞」に輝き、昨年同賞だった合奏第一部門でも3位に入賞した。部員らは「さまざまな人のおかげで優勝できた。とてもうれしいです」と感謝の言葉を口にした。
 コンクールは、全国の小・中学生を対象にした「こども音楽コンクール」で64回目を迎えた。同部は昨年11月にあった中部日本決勝大会の両部門で優勝し、その音源で全国大会に進出。東京都内で1月に行われた音源審査を経て、重奏部門は8年ぶりの最高賞を獲得した。
 同部門で演奏したのは、渡邉芽以さん(バイオリン)と鈴木綾音さん(同)牧野里音さん(ビオラ)磯辺未月さん(チェロ)の3年生4人。
 弦楽四重奏で披露した「3つのディヴェルティメント」(ベンジャミン・ブリテン)は、ピッツィカートやグリッサンドなど特殊な演奏技法を要し、楽譜通りに弾くことすら難しい曲。あえて4人が選曲したのは、観客を翻弄する面白さがあったから。
 本番では、息の合った楽器同士の掛け合いと表情でコミカルさを演出。顧問の鈴木良輔教諭(31)は「勢いがあった」と圧巻の演奏をたたえ、磯辺さんは「力を出し切り、100%満足できた演奏だったので優勝できる自信があった」と振り返った。
 4人は昨年3月から大会へ備え、毎日、自主練習に励んできた。牧野さんは「3人の足を引っ張らないように頑張った。優勝できてうれしいです」、鈴木さんは「気心知れた仲間との練習は楽しかった」と話す。
 一方で、4歳からバイオリンを習い、部長としてメンバーを率いた渡邉さんは「みんなより1つ上をいかなければと思い、日々の練習に励んできた。絶対に全国優勝すると誓い過ごしてきたが、合奏部門ではかなえられなかったので悔しさと嬉しさが半々」と複雑な心境をのぞかせ、「来年は両方で全国1位を」と後輩へ夢を託した。
(飯塚雪)

全国コンクールの重奏部門で全国1位に輝いたオーケストラ部の生徒ら=豊橋市立羽田中学校で
全国コンクールの重奏部門で全国1位に輝いたオーケストラ部の生徒ら=豊橋市立羽田中学校で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR