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2019回顧 新城市・北設楽郡

カテゴリー:特集

緊張した面持ちで式に臨んだ新入生たち=県立新城有教館高校で(4月8日)
緊張した面持ちで式に臨んだ新入生たち=県立新城有教館高校で(4月8日)

 新城市と北設楽郡の2019年は、新城市内では県立新城有教館高校の開学、豊根村と東栄町では首長の再選と再出発の出来事があった。また同市では湯谷温泉で配湯している加温施設に木質バイオマスボイラー導入、設楽町では来年の世界ラリー選手権(WRC)前哨戦が行われ、新たな取り組みが見られた。

 新城市内の2県立高校が統合して4月に新城有教館高校が開学。同8日には総合学科の生徒240人が真新しい制服姿で入学式に出席し、新たなスタートを切った。
 同校は少子化の影響で入学者数が減ったのを機に県立新城と新城東の両校を統合して開校。総合学科とし、新城の農業や食物などの専門系と、新城東の普通科を継承する文理系があり、各120人が入学した。
 長坂英司校長が開学を宣言した後、式辞で「新城と新城東の長きにわたる歴史と伝統を継承する学校の最初の入学生として第一歩を踏み出した。足下を見据えて新たな生活を歩んでほしい」とエールを送った。
 なお、新城および新城東高校の2、3年生は卒業まで各学校で生活を送る。
 北設楽郡では豊根村と東栄町でそれぞれ首長選挙が行われた。
 村長選は今回、選挙事務の効率化で日程を調整し、村議選(定数8)と同じ日程の3月19日告示、23日の投開票とした。村長選には前職の伊藤実氏、村議選には8人が立候補し、ともに舌戦にならずに無投票の当選が確定した。
 東栄町では任期満了による町長選と町議選(定数8)が4月21日に投票、即日開票された。ともに選挙戦となり、町長選には現職の村上孝治氏、町議選には現職7人、新人2人がそれぞれ当選した。
 新城市内では湯谷温泉で配湯している加温施設の燃料に木質バイオマスボイラーを導入し、11月から本格稼働した。森林資源で未使用となっている間伐材を有効活用するほか、重油と併用させて二酸化炭素(CO2)の排出削減に努めて環境への配慮する目的だ。
 今年3月に同市能登瀬地内にある重油ボイラーに隣接する場所に設置。燃料となる薪の生産は合同会社フォレストエネルギー新城に委託。生産業者や木の駅、個人などから寄せられた原木を加工し、施設に搬入させている。
 来年11月にWRC日本ラウンド「ラリージャパン」の開催が決まり、11月7-10日にテストイベント「セントラルラリー」が行われた。設楽町では会場の一つとなり同10日に町ラリーカーが町内の林道や民家わき、移動区間として国道257号を走った。
(安藤聡)

 新城市と北設楽郡の2019年は、新城市内では県立新城有教館高校の開学、豊根村と東栄町では首長の再選と再出発の出来事があった。また同市では湯谷温泉で配湯している加温施設に木質バイオマスボイラー導入、設楽町では来年の世界ラリー選手権(WRC)前哨戦が行われ、新たな取り組みが見られた。

 新城市内の2県立高校が統合して4月に新城有教館高校が開学。同8日には総合学科の生徒240人が真新しい制服姿で入学式に出席し、新たなスタートを切った。
 同校は少子化の影響で入学者数が減ったのを機に県立新城と新城東の両校を統合して開校。総合学科とし、新城の農業や食物などの専門系と、新城東の普通科を継承する文理系があり、各120人が入学した。
 長坂英司校長が開学を宣言した後、式辞で「新城と新城東の長きにわたる歴史と伝統を継承する学校の最初の入学生として第一歩を踏み出した。足下を見据えて新たな生活を歩んでほしい」とエールを送った。
 なお、新城および新城東高校の2、3年生は卒業まで各学校で生活を送る。
 北設楽郡では豊根村と東栄町でそれぞれ首長選挙が行われた。
 村長選は今回、選挙事務の効率化で日程を調整し、村議選(定数8)と同じ日程の3月19日告示、23日の投開票とした。村長選には前職の伊藤実氏、村議選には8人が立候補し、ともに舌戦にならずに無投票の当選が確定した。
 東栄町では任期満了による町長選と町議選(定数8)が4月21日に投票、即日開票された。ともに選挙戦となり、町長選には現職の村上孝治氏、町議選には現職7人、新人2人がそれぞれ当選した。
 新城市内では湯谷温泉で配湯している加温施設の燃料に木質バイオマスボイラーを導入し、11月から本格稼働した。森林資源で未使用となっている間伐材を有効活用するほか、重油と併用させて二酸化炭素(CO2)の排出削減に努めて環境への配慮する目的だ。
 今年3月に同市能登瀬地内にある重油ボイラーに隣接する場所に設置。燃料となる薪の生産は合同会社フォレストエネルギー新城に委託。生産業者や木の駅、個人などから寄せられた原木を加工し、施設に搬入させている。
 来年11月にWRC日本ラウンド「ラリージャパン」の開催が決まり、11月7-10日にテストイベント「セントラルラリー」が行われた。設楽町では会場の一つとなり同10日に町ラリーカーが町内の林道や民家わき、移動区間として国道257号を走った。
(安藤聡)

緊張した面持ちで式に臨んだ新入生たち=県立新城有教館高校で(4月8日)
緊張した面持ちで式に臨んだ新入生たち=県立新城有教館高校で(4月8日)

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