文字の大きさ

公設化控え様変わりするプリオ

大型のエアー遊具などが並ぶ「アメイジングワールド」=プリオ地下1階で
大型のエアー遊具などが並ぶ「アメイジングワールド」=プリオ地下1階で

 豊川市の中心部にある複合商業施設プリオ(諏訪3)が、来月1日から市による公設民営化となる。第3セクター本宮に管理運営が委託されるが、再スタートまで1カ月を切ったプリオでは会員制の“大型室内遊園地”が誕生するなど、地下1階部分が様変わりしている。

 フードコートなどがある地下1階では昨年までにキッズUS・ランドと、書店の豊川堂が撤退。その後、両店があった約1800平方㍍と広いスペースに、岐阜市に本社を置くあそびの森運営の「アメイジングワールド」がオープンした。
 0~10歳の子どもと保護者が対象で、「ふわふわ」の愛称で知られる大型のエアー遊具5基をはじめ、玩具で遊ぶスペースやボールプール、ゲーム機コーナーなどを完備。1家族につき年間350円の会員制で、一人につき休日は1日税込1250円、1時間600円で利用できる。発表会などのイベントに対応するステージもある。
 屋内全天候型で広大なスペースを誇る珍しい家族向けの施設には、昨年12月21日のオープン直前に行われた2日間のプレオープンには約400人の親子が訪れた。週末はもちろん、平日も昼間から複数の家族が来店している。
 プリオでは依然として平日の集客が課題だが、親子が買い物ついでに気軽に楽しめる同店はキーテナントの可能性を秘める。あそびの森の統括事業本部グループマネジャー清水隼人さん(43)は「豊川市への地域貢献も含めて、再スタートを切るプリオの起爆剤になれば」と意気込む。
 バブル崩壊による地価の下落やアピタ撤退で負債が約27億円に膨らんだプリオだが、近年は運営する市開発ビルと各テナントの奮闘で黒字経営を続けている。
(由本裕貴)

 豊川市の中心部にある複合商業施設プリオ(諏訪3)が、来月1日から市による公設民営化となる。第3セクター本宮に管理運営が委託されるが、再スタートまで1カ月を切ったプリオでは会員制の“大型室内遊園地”が誕生するなど、地下1階部分が様変わりしている。

 フードコートなどがある地下1階では昨年までにキッズUS・ランドと、書店の豊川堂が撤退。その後、両店があった約1800平方㍍と広いスペースに、岐阜市に本社を置くあそびの森運営の「アメイジングワールド」がオープンした。
 0~10歳の子どもと保護者が対象で、「ふわふわ」の愛称で知られる大型のエアー遊具5基をはじめ、玩具で遊ぶスペースやボールプール、ゲーム機コーナーなどを完備。1家族につき年間350円の会員制で、一人につき休日は1日税込1250円、1時間600円で利用できる。発表会などのイベントに対応するステージもある。
 屋内全天候型で広大なスペースを誇る珍しい家族向けの施設には、昨年12月21日のオープン直前に行われた2日間のプレオープンには約400人の親子が訪れた。週末はもちろん、平日も昼間から複数の家族が来店している。
 プリオでは依然として平日の集客が課題だが、親子が買い物ついでに気軽に楽しめる同店はキーテナントの可能性を秘める。あそびの森の統括事業本部グループマネジャー清水隼人さん(43)は「豊川市への地域貢献も含めて、再スタートを切るプリオの起爆剤になれば」と意気込む。
 バブル崩壊による地価の下落やアピタ撤退で負債が約27億円に膨らんだプリオだが、近年は運営する市開発ビルと各テナントの奮闘で黒字経営を続けている。
(由本裕貴)

大型のエアー遊具などが並ぶ「アメイジングワールド」=プリオ地下1階で
大型のエアー遊具などが並ぶ「アメイジングワールド」=プリオ地下1階で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

 PR

PR