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豊川南部中の理科教育 ソニー教育財団論文で最優秀校

「視覚の死角」の授業で、眼球の死角を体感する生徒たち(豊川市立南部中提供)
「視覚の死角」の授業で、眼球の死角を体感する生徒たち(豊川市立南部中提供)

 豊川市立南部中学校(松平貴圭校長)の理科教育が、ソニー教育財団による小中学校対象の「子ども科学教育プログラム」で初めて最優秀校に選ばれた。「導入」「個人追及」「意見交流」の3段階で、生徒の知的好奇心をくすぐり、自ら問題解決に臨む力を育むシステムが評価され、担当教諭の安藤雅也さん(46)は18日、東京都内で表彰式に出席した。
 安藤さんが提出した審査対象の論文「どうしても解き明かしたい!」では、一昨年9月から昨年7月までに全学年を対象に実践した授業内容をまとめた。理科の教科書で学ぶテーマから抽出し、主に眼球の仕組みを学ぶ「視覚の死角」や、運動とエネルギーを追及する「百発百中!ロングシュート!」、木の光合成や蒸散がテーマの「植物ってすごい!」について報告した。
 授業の流れとして、最初に「導入」で生徒の興味を引いた。「視覚の死角」では全員に2つのマークが付いた紙を配り、片目で見て距離によりマークが消えることで死角が存在することを実感。次に「個人追及」で、生徒が一人か複数人でインターネットや教材を参考に、自由な視点から眼球の構造を調べた。最後に「意見交流」で生徒らが研究成果を発表し、意見をぶつけ合った。
 安藤さんは「他人との意見のずれにフォーカスを当て、なぜだろうと思うことから興味が湧く。グループだと研究が進まないから一人でやる、と言った子もいた」と振り返る。前述の「視覚の死角」では、生徒らが進んでブタの眼球の解剖実験にも臨んだ。
 安藤さんは愛教大附岡崎中での授業経験を基に、2016年度から2年間、豊川市立西部中でも同様の授業を展開。南部中に赴任した昨年度も論文を提出し、奨励賞に輝いた。「科学が好きな子を育てる」を信条に「教え子がいつかノーベル賞を取ってほしい気持ちは少しある」と笑顔で明かした上で「普段の生活で使うものは誰かの知恵でできていることや、自然の神秘や科学の危険性をも考えるきっかけになれば」と願う。
(由本裕貴)

 豊川市立南部中学校(松平貴圭校長)の理科教育が、ソニー教育財団による小中学校対象の「子ども科学教育プログラム」で初めて最優秀校に選ばれた。「導入」「個人追及」「意見交流」の3段階で、生徒の知的好奇心をくすぐり、自ら問題解決に臨む力を育むシステムが評価され、担当教諭の安藤雅也さん(46)は18日、東京都内で表彰式に出席した。
 安藤さんが提出した審査対象の論文「どうしても解き明かしたい!」では、一昨年9月から昨年7月までに全学年を対象に実践した授業内容をまとめた。理科の教科書で学ぶテーマから抽出し、主に眼球の仕組みを学ぶ「視覚の死角」や、運動とエネルギーを追及する「百発百中!ロングシュート!」、木の光合成や蒸散がテーマの「植物ってすごい!」について報告した。
 授業の流れとして、最初に「導入」で生徒の興味を引いた。「視覚の死角」では全員に2つのマークが付いた紙を配り、片目で見て距離によりマークが消えることで死角が存在することを実感。次に「個人追及」で、生徒が一人か複数人でインターネットや教材を参考に、自由な視点から眼球の構造を調べた。最後に「意見交流」で生徒らが研究成果を発表し、意見をぶつけ合った。
 安藤さんは「他人との意見のずれにフォーカスを当て、なぜだろうと思うことから興味が湧く。グループだと研究が進まないから一人でやる、と言った子もいた」と振り返る。前述の「視覚の死角」では、生徒らが進んでブタの眼球の解剖実験にも臨んだ。
 安藤さんは愛教大附岡崎中での授業経験を基に、2016年度から2年間、豊川市立西部中でも同様の授業を展開。南部中に赴任した昨年度も論文を提出し、奨励賞に輝いた。「科学が好きな子を育てる」を信条に「教え子がいつかノーベル賞を取ってほしい気持ちは少しある」と笑顔で明かした上で「普段の生活で使うものは誰かの知恵でできていることや、自然の神秘や科学の危険性をも考えるきっかけになれば」と願う。
(由本裕貴)

「視覚の死角」の授業で、眼球の死角を体感する生徒たち(豊川市立南部中提供)
「視覚の死角」の授業で、眼球の死角を体感する生徒たち(豊川市立南部中提供)

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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