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豊障連に防災教育チャレンジプラン最優秀賞

表彰状を掲げる本田事務長㊥ら=さくらピアで
表彰状を掲げる本田事務長㊥ら=さくらピアで

 豊橋障害者(児)団体連合協議会(豊障連)がこの1年で取り組んできた防災活動が、「防災教育チャレンジプラン」(同プラン実行委・内閣府主催)の最優秀賞である防災教育大賞に輝いた。
 同プランは全国で取り組まれつつある防災教育の場の拡大や質向上を目的に新しい取り組みを支援するもの。防災教育への意欲を持つ団体や学校、個人等から募ったプランから「防災教育チャレンジプラン」を選出、実践への支援を行う。1年間の実践後に活動報告し、優秀な取り組みに賞を贈る。今年度は豊障連を含め全国から小中学校など15団体が選ばれた。
 豊障連では、委託運営する市障害者福祉会館「さくらピア」で毎年行っている「避難所体験」を柱に、障害当事者団体が主体性を持って防災対策にあたることを念頭にプランを策定。福祉避難所の同館で障害当事者や家族、行政・福祉関係者、近隣住民らが避難生活を検証する「避難所体験」に加え、同館利用者の自主活動時間を使った「防災タイム」(43団体688人参加)、親子で防災ずきん製作や防災手話を学ぶ「夏休み親子防災教室」、障害児余暇支援事業「さくらピアサマースクール」で防災を絡めたゲームを行うなどの取り組みを実施してきた。
 今月18日に東京大学地震研究所で開いた実践報告会では、本田栄子・同館事務長と荒木登喜子・豊障連理事が出席し、映像を交えながら活動を紹介。防災グッズ作製など独自の取り組みを多く行っている点や、障害者に対する防災教育の工夫した企画立案・実践などが高く評価され、今回の大賞につながったという。
 「評価される活動ができてうれしい。1つ1つの企画を多くの人が快く参加協力してくれたおかげ」と本田事務長。これらの活動は今後も継続を予定している。今回の取り組みは同プランのHPに掲載予定で、今後は全国の防災教育活動中の団体を支援・助言する「サポーター」の役目も担う。「“障害者の防災”が“皆の防災”に。賞を機に取り組みが全市的に広がれば」と本田事務長は期待を寄せる。
(田中博子)

 豊橋障害者(児)団体連合協議会(豊障連)がこの1年で取り組んできた防災活動が、「防災教育チャレンジプラン」(同プラン実行委・内閣府主催)の最優秀賞である防災教育大賞に輝いた。
 同プランは全国で取り組まれつつある防災教育の場の拡大や質向上を目的に新しい取り組みを支援するもの。防災教育への意欲を持つ団体や学校、個人等から募ったプランから「防災教育チャレンジプラン」を選出、実践への支援を行う。1年間の実践後に活動報告し、優秀な取り組みに賞を贈る。今年度は豊障連を含め全国から小中学校など15団体が選ばれた。
 豊障連では、委託運営する市障害者福祉会館「さくらピア」で毎年行っている「避難所体験」を柱に、障害当事者団体が主体性を持って防災対策にあたることを念頭にプランを策定。福祉避難所の同館で障害当事者や家族、行政・福祉関係者、近隣住民らが避難生活を検証する「避難所体験」に加え、同館利用者の自主活動時間を使った「防災タイム」(43団体688人参加)、親子で防災ずきん製作や防災手話を学ぶ「夏休み親子防災教室」、障害児余暇支援事業「さくらピアサマースクール」で防災を絡めたゲームを行うなどの取り組みを実施してきた。
 今月18日に東京大学地震研究所で開いた実践報告会では、本田栄子・同館事務長と荒木登喜子・豊障連理事が出席し、映像を交えながら活動を紹介。防災グッズ作製など独自の取り組みを多く行っている点や、障害者に対する防災教育の工夫した企画立案・実践などが高く評価され、今回の大賞につながったという。
 「評価される活動ができてうれしい。1つ1つの企画を多くの人が快く参加協力してくれたおかげ」と本田事務長。これらの活動は今後も継続を予定している。今回の取り組みは同プランのHPに掲載予定で、今後は全国の防災教育活動中の団体を支援・助言する「サポーター」の役目も担う。「“障害者の防災”が“皆の防災”に。賞を機に取り組みが全市的に広がれば」と本田事務長は期待を寄せる。
(田中博子)

表彰状を掲げる本田事務長㊥ら=さくらピアで
表彰状を掲げる本田事務長㊥ら=さくらピアで

カテゴリー:社会・経済

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