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豊川御油小6年生が松並木で植樹

仲良く協力しマツを植樹した児童ら=御油の松並木で
仲良く協力しマツを植樹した児童ら=御油の松並木で

 豊川市立御油小学校(今泉一義校長)の6年生92人が19日、地元御油町内にある国の天然記念物「御油の松並木」にクロマツの苗木15本を植樹した。11年目を迎えた卒業記念行事で、子どもたちの手で若い苗木が天然記念物に仲間入りした。

 松並木の保護活動を続ける御油町民らで組織する「御油松並木愛護会」(天野保幸会長)のメンバーの指導を受け、児童らは松並木の北側で班ごとに高さ70~80㌢の苗木を植樹。根元に肥料を混ぜた土を盛り、学校からペットボトルで持参した水を注ぎ、番号札を付けた。
 総合学習「ふるさと御油に生きる」と卒業記念を兼ねた恒例行事で、2009(平成21)年度から毎年続いている。御油宿と赤坂宿をつなぐ東海道として、江戸時代には600本以上あったマツは枯損や倒木などで減ったが、今回の植樹で318本に増えた。
 以前は購入した苗木を植えていたが、一昨年からは愛護会が育てたマツから採取した種で育った苗木を植樹。同会は年3回の草刈りや毎年12月の樹勢回復などで、子どもたちが植樹したマツの子孫をつないでいく。
 友達と力を合わせて作業に臨んだ川瀬泰輝君(12)は「すごく大きく育ってほしい。大人になったら見に来るのが楽しみです」と話していた。
(由本裕貴)

 豊川市立御油小学校(今泉一義校長)の6年生92人が19日、地元御油町内にある国の天然記念物「御油の松並木」にクロマツの苗木15本を植樹した。11年目を迎えた卒業記念行事で、子どもたちの手で若い苗木が天然記念物に仲間入りした。

 松並木の保護活動を続ける御油町民らで組織する「御油松並木愛護会」(天野保幸会長)のメンバーの指導を受け、児童らは松並木の北側で班ごとに高さ70~80㌢の苗木を植樹。根元に肥料を混ぜた土を盛り、学校からペットボトルで持参した水を注ぎ、番号札を付けた。
 総合学習「ふるさと御油に生きる」と卒業記念を兼ねた恒例行事で、2009(平成21)年度から毎年続いている。御油宿と赤坂宿をつなぐ東海道として、江戸時代には600本以上あったマツは枯損や倒木などで減ったが、今回の植樹で318本に増えた。
 以前は購入した苗木を植えていたが、一昨年からは愛護会が育てたマツから採取した種で育った苗木を植樹。同会は年3回の草刈りや毎年12月の樹勢回復などで、子どもたちが植樹したマツの子孫をつないでいく。
 友達と力を合わせて作業に臨んだ川瀬泰輝君(12)は「すごく大きく育ってほしい。大人になったら見に来るのが楽しみです」と話していた。
(由本裕貴)

仲良く協力しマツを植樹した児童ら=御油の松並木で
仲良く協力しマツを植樹した児童ら=御油の松並木で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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