東三河でも広がる新型コロナの影響

　蒲郡市内の家族４人が新型コロナウイルスに感染していることが分かったことで、保健所などに問い合わせが殺到している。一方、感染拡大の防止で小・中学校、高校が臨時休校となる中、東三河でも企業の協力で小学生を無償で預かる取り組みもスタート。７日は休校後初の週末となり、豊橋総合動植物公園は幼い子を連れた家族連れを中心に例年並みの人出だった。

　豊川保健所へ電話殺到

　新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、蒲郡市、豊川市、田原市を管轄する県の豊川保健所（豊川市諏訪３）には市民からの電話が殺到している。
　蒲郡市内在住の家族４人が感染し、このうちの50代男性が自宅待機の要請を振り切って外出し、飲食店を渡り歩ていたことが明らかになると、翌６日には豊川保健所の電話が鳴りやまない状況に。蒲郡市に限らず多くの市民から「自分は感染していないだろうか」という心配する声や、具体的な感染予防対策を確認する内容が多いという。

豊橋で小学生無償預かり開始
　
　２日から臨時休校に入ったことから、豊橋市の武蔵精密工業が運営する「ＭＵＳＡＳＨｉ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎ Ｌａｂ ＣＬＵＥ（クルー）」（同市駅前大通１のココラアベニュー３階）で、小学１～４年生を無償で預かる取り組み「Ｃｈｉｌｄ来るー＠ＣＬＵＥ」が始まっている。
　問い合わせは、田中代表（電話０９０・１２９４・０７０９）へ。

豊橋総合動植物公園は例年並み

　小・中学校、高校が休校となって初めての週末を迎えた７日、穏やかな陽気に恵まれ、豊橋総合動植物公園は、幼い子を連れた家族連れ、カップルらが繰り出していた。
（取材班）