新城東、新城高校で「最後の3学期終業式」

　新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため休校となっている県立高校の中で新城東、新城の両高校は19日、臨時登校日にして終業式を開いた。両校は少子化の影響で入学者数が減ったことから２年前に新入学生の募集を停止、現２年生のみとなっているため、これが最後の３学期終業式になった。
　両校を統合した新城有教館高校が開校し、１年生は新城東高校と同じ校舎で生活。新年度からは１、２年生が新城高校内で学ぶ。
　新城東高校では長坂英司校長が生徒98人に対し、「同じ校舎で生活してきた新城有教館高校の生徒へ魂をつなぐ１年間がたちます。来年度は先輩も後輩もない最後の３年生としての１年を迎えます。ラストランのために、心のメンテナンスをしてください」と式辞を述べた。
　また、新城高校では竹下昌宏校長が生徒１４８人に「来年度は最後の１年です。同じ学校敷地内で新城有教館高校生徒１、２年生と過ごす１年となります。最上級生としての自覚を持って、２年間の学びの成果を示してほしい」とあいさつした。

新城有教館では初

　一方、新城有教館では「最初の３学期終業式」だった。新城東高終業式と別の時間に開かれ、２３６人の生徒に対し長坂校長は「この１年間、新城東高校の先輩たちと過ごした時間が君たちの力となっています。大きな夢を持って一歩前への気持ちで挑戦し続けてほしい」と言葉を送った。
（安藤聡）