豊橋で柴田さん「東三河陸水域の風景・生物」写真展
26年間にわたり一人でコツコツと研究を重ねてきた地元の陸水域(湖沼や河川、湿地など)を写真で紹介する「柴田康行写真展 東三河陸水域の風景・生物」が、豊橋市馬見塚町のギャラリー茶房「田園」で開かれている。同市大手町の自営業、柴田康行さん(72)が続けた研究の集大成となる写真展。5日まで。
長年、絵画制作に励んでいた柴田さん。違う趣味を見つけようと思案していたところ、子どもの頃、近くの朝倉川で魚を捕ったことを思い出し、1、2年は魚捕りを楽しみ、そのうち生態研究に興味が移った。
伊良湖から茶臼山まで東三河全般の河川や水田、湿地など、足を運んだ場所は実に600カ所。観察ポイントを決め、虫を捕ったり、写真を撮ったり、細かくスケッチしたりと研究を続けた。研究観察は1990年から2015年まで続け、18年には研究データをDVDにまとめて友人らに配布した。
今回、ギャラリーからの勧めで、研究の総まとめとして個展を決意。会場には身近な生き物や珍しい生き物など、膨大な資料の中から選んだ写真73枚とスケッチ12枚を展示した。
牧野川にいたカワニナや豊川で撮ったヤマトシジミ、豊橋の水田で見つけたヒラマキミズマイマイ、豊川河口のアメリカフジツボ、新城市の水田にいたホウネンエビ、大入川のニホンイシガメ、五間川周辺で見かけたアオサギ、梅田川で出合ったニホンイタチなど、写真から地元の陸水域に生きる幅広い生物を知ることができる。
「偶然出合えた生物も多い。展示を見て小さな頃を懐かしんでもらえたら」と柴田さん。「環境のことも考えてもらえたらうれしい」と語る。
(田中博子)
26年間にわたり一人でコツコツと研究を重ねてきた地元の陸水域(湖沼や河川、湿地など)を写真で紹介する「柴田康行写真展 東三河陸水域の風景・生物」が、豊橋市馬見塚町のギャラリー茶房「田園」で開かれている。同市大手町の自営業、柴田康行さん(72)が続けた研究の集大成となる写真展。5日まで。
長年、絵画制作に励んでいた柴田さん。違う趣味を見つけようと思案していたところ、子どもの頃、近くの朝倉川で魚を捕ったことを思い出し、1、2年は魚捕りを楽しみ、そのうち生態研究に興味が移った。
伊良湖から茶臼山まで東三河全般の河川や水田、湿地など、足を運んだ場所は実に600カ所。観察ポイントを決め、虫を捕ったり、写真を撮ったり、細かくスケッチしたりと研究を続けた。研究観察は1990年から2015年まで続け、18年には研究データをDVDにまとめて友人らに配布した。
今回、ギャラリーからの勧めで、研究の総まとめとして個展を決意。会場には身近な生き物や珍しい生き物など、膨大な資料の中から選んだ写真73枚とスケッチ12枚を展示した。
牧野川にいたカワニナや豊川で撮ったヤマトシジミ、豊橋の水田で見つけたヒラマキミズマイマイ、豊川河口のアメリカフジツボ、新城市の水田にいたホウネンエビ、大入川のニホンイシガメ、五間川周辺で見かけたアオサギ、梅田川で出合ったニホンイタチなど、写真から地元の陸水域に生きる幅広い生物を知ることができる。
「偶然出合えた生物も多い。展示を見て小さな頃を懐かしんでもらえたら」と柴田さん。「環境のことも考えてもらえたらうれしい」と語る。
(田中博子)