新城で初の新型コロナ感染者

　４日、新城市の20代男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。東三河地方では蒲郡、豊川、豊橋市に続く感染例。男性は入院予定という。
　県によると、新城市の男性は３月28日にフランスから帰国。今月３日に発熱や喉の痛みなどを訴え、医療機関で検査したところ、４日に感染が確認された。
　新城市の穂積亮次市長は「感染経路が特定され、濃厚接触者を観察中で、現在のところ市中感染には至っていない。今後とも正確な情報提供に努めるとともに、市民の安全、安心を確保し、感染拡大の防止に全力で取り組んでまいります」とのコメントを発表した。
　県内では同日、この男性を含め新たに19人（うち名古屋市８人）の患者が確認された。
　各社の報道によると、19人のうち９人が県警の関係者で、県武道場（名古屋市港区）での剣道練習を舞台にしたクラスター（感染者集団）が発生しているという。親族などを含めた県警関係者の感染は21人（県外在住者含む）になったという。
　４日現在の県内の感染者は延べ２２１人（死者19人）。
（木村裕貴）