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伊奈城址公園に保存会が案内看板

案内看板を設置した伊奈史跡保存会のメンバー=伊奈城址公園で
案内看板を設置した伊奈史跡保存会のメンバー=伊奈城址公園で
展示資料を紹介する河合代表=同
展示資料を紹介する河合代表=同

 豊川市伊奈町の伊奈城址(じょうし)公園に、市民グループの伊奈史跡保存会(河合正昭代表)が案内看板を設置した。伊奈本多氏や徳川家の家紋の由来となった葵紋など、地元ゆかりの歴史に関する写真資料を約40点紹介。見学を希望する人には随時案内する。
 室町時代後期、徳川家康の祖父にあたる松平清康が吉田城(豊橋)を攻めた時、伊奈城主だった本多正忠が清康軍に加勢し、手柄を挙げた。正忠が清康を伊奈城に招いて祝宴を開き、花ヶ池にあった水葵の葉を敷いてもてなすと、清康が感激して立葵を家紋に設定。これが家康の代で三つ葉葵に変わったとされる。
 河合代表ら会員8人は、これら歴史にまつわる写真や資料を幅4㍍50㌢、縦1㍍20㌢のベニヤ板に貼り、トイレの壁に展示。大阪冬の陣・夏の陣で実際に使われた立葵紋の入ったのぼり旗や、今川義元から本多氏に送られた古文書、公園で発掘された出土品などを紹介している。
 写真資料の劣化を防ぐため、普段は看板の裏側を掲示板として使用し、公園の四季折々の写真などを展示している。見学の要望があった時に保存会のメンバーが裏返しにして対応する。毎年、野外活動で訪れる地元の小坂井東小学校の児童にも案内する。河合代表は「これを機に訪れる歴史ファンが増えればうれしい」と期待する。
 見学の要望は市教育委員会生涯学習課(0533・88・8035)か市観光協会(0533・89・2206)へ。
(由本裕貴)

 豊川市伊奈町の伊奈城址(じょうし)公園に、市民グループの伊奈史跡保存会(河合正昭代表)が案内看板を設置した。伊奈本多氏や徳川家の家紋の由来となった葵紋など、地元ゆかりの歴史に関する写真資料を約40点紹介。見学を希望する人には随時案内する。
 室町時代後期、徳川家康の祖父にあたる松平清康が吉田城(豊橋)を攻めた時、伊奈城主だった本多正忠が清康軍に加勢し、手柄を挙げた。正忠が清康を伊奈城に招いて祝宴を開き、花ヶ池にあった水葵の葉を敷いてもてなすと、清康が感激して立葵を家紋に設定。これが家康の代で三つ葉葵に変わったとされる。
 河合代表ら会員8人は、これら歴史にまつわる写真や資料を幅4㍍50㌢、縦1㍍20㌢のベニヤ板に貼り、トイレの壁に展示。大阪冬の陣・夏の陣で実際に使われた立葵紋の入ったのぼり旗や、今川義元から本多氏に送られた古文書、公園で発掘された出土品などを紹介している。
 写真資料の劣化を防ぐため、普段は看板の裏側を掲示板として使用し、公園の四季折々の写真などを展示している。見学の要望があった時に保存会のメンバーが裏返しにして対応する。毎年、野外活動で訪れる地元の小坂井東小学校の児童にも案内する。河合代表は「これを機に訪れる歴史ファンが増えればうれしい」と期待する。
 見学の要望は市教育委員会生涯学習課(0533・88・8035)か市観光協会(0533・89・2206)へ。
(由本裕貴)

案内看板を設置した伊奈史跡保存会のメンバー=伊奈城址公園で
案内看板を設置した伊奈史跡保存会のメンバー=伊奈城址公園で
展示資料を紹介する河合代表=同
展示資料を紹介する河合代表=同

カテゴリー:社会・経済

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