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豊橋で古民家「曳家工事」

移動前の建物上屋=豊橋市大山町で
移動前の建物上屋=豊橋市大山町で
移動完了
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 豊橋市大山町で8日、戦前に建てられた民家を解体することなく、新設した基礎に移す「曳家(ひきや)工事」があった。鋼材で支えられた約9㌧の上屋部分が台車を使ってゆっくりと、17㍍移動した。
 施主の農業山本真太郎さん(33)が築85年の木造家屋を残したまま、新たな基礎の上に建てようと考え、県古民家再生協会事務局(新城市)と戸田工務店(豊橋市)が協力した。
 3月上旬に上屋のみを敷地西側に移動させ、基礎工事を終了。この日、曳家工事が始まった。
 曳家専門業者の原田勝二さん(48)が請け負った。建物を30㌢ほど上昇させて、6カ所に台車を設けた。長さ27㍍のレール2本の上に乗せ、ワイヤを巻き上げて移動させた。「家の引っ越し」は音も少なく、ゆっくりと動いて20分で終了した。
 山本さんは「生まれ育った家なので思い入れもあります。建物がスムーズに動いていく姿を見届けられた」と話した。
(安藤聡)

 豊橋市大山町で8日、戦前に建てられた民家を解体することなく、新設した基礎に移す「曳家(ひきや)工事」があった。鋼材で支えられた約9㌧の上屋部分が台車を使ってゆっくりと、17㍍移動した。
 施主の農業山本真太郎さん(33)が築85年の木造家屋を残したまま、新たな基礎の上に建てようと考え、県古民家再生協会事務局(新城市)と戸田工務店(豊橋市)が協力した。
 3月上旬に上屋のみを敷地西側に移動させ、基礎工事を終了。この日、曳家工事が始まった。
 曳家専門業者の原田勝二さん(48)が請け負った。建物を30㌢ほど上昇させて、6カ所に台車を設けた。長さ27㍍のレール2本の上に乗せ、ワイヤを巻き上げて移動させた。「家の引っ越し」は音も少なく、ゆっくりと動いて20分で終了した。
 山本さんは「生まれ育った家なので思い入れもあります。建物がスムーズに動いていく姿を見届けられた」と話した。
(安藤聡)

移動前の建物上屋=豊橋市大山町で
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カテゴリー:社会・経済

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