避難誘導に「のろしグナル」
豊川の御津臨海企業用地内高台へ設置
豊川市は、御津町佐脇浜の御津2区臨海企業用地内の避難用高台に、地元企業が製造した避難誘導装置「のろしグナル」を設置した。南海トラフ地震発生時の有効な避難手段として効果が期待される。
御津2区内の豊川鋼機(金子博司代表取締役)が製造するのろしグナル(高さ4㍍)は高台の最上部に立つ。津波が発生した際に地区内企業の従業員らが迅速に避難できるよう、津波注意報や警報を受信すると音声、赤の発光ライト、白煙で避難場所に誘導する。全国初の設置だ。過去には三重県鳥羽市相差町での津波想定訓練でも一時的に活用されている。
高台は標高16・5㍍で、約2000人を収容できる。3本の避難路はアスファルトで舗装されている。東日本大震災を受けて2011(平成23)年秋に発足した、立地企業で組織する自主防災組織「御津臨海企業懇話会」は毎年、南海トラフ地震の大津波を想定した避難訓練でこの高台を活用している。
のろしグナルの設置事業費は昨年度予算で3月末までに設置される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。
(由本裕貴)
豊川の御津臨海企業用地内高台へ設置
豊川市は、御津町佐脇浜の御津2区臨海企業用地内の避難用高台に、地元企業が製造した避難誘導装置「のろしグナル」を設置した。南海トラフ地震発生時の有効な避難手段として効果が期待される。
御津2区内の豊川鋼機(金子博司代表取締役)が製造するのろしグナル(高さ4㍍)は高台の最上部に立つ。津波が発生した際に地区内企業の従業員らが迅速に避難できるよう、津波注意報や警報を受信すると音声、赤の発光ライト、白煙で避難場所に誘導する。全国初の設置だ。過去には三重県鳥羽市相差町での津波想定訓練でも一時的に活用されている。
高台は標高16・5㍍で、約2000人を収容できる。3本の避難路はアスファルトで舗装されている。東日本大震災を受けて2011(平成23)年秋に発足した、立地企業で組織する自主防災組織「御津臨海企業懇話会」は毎年、南海トラフ地震の大津波を想定した避難訓練でこの高台を活用している。
のろしグナルの設置事業費は昨年度予算で3月末までに設置される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。
(由本裕貴)