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古関裕而作曲「豊橋観光音頭」「夢の豊橋」のレコード見つかる

レコードを手にする久祖神さん=豊橋市中央図書館で
レコードを手にする久祖神さん=豊橋市中央図書館で

 NHK連続テレビ小説「エール」主人公のモデルとなった作曲家、古関裕而(1909~89年)が手がけ、先日再発見された「豊橋観光音頭」「夢の豊橋」。当初、レコードが見つからず、豊橋市中央図書館が情報提供を呼び掛けたところ、同市川崎町の久祖神勲さん(74)がレコードを持っていると名乗り出た。12日、中央図書館で報道陣を前に再生された。
 見つかったのは直径25㌢のSPレコードで、「豊橋観光音頭」「夢の豊橋」が表裏面に収録されている。歌い手は、観光音頭が鶴田六郎と久保幸江、夢の豊橋が岡本敦郎と奈良光枝。いずれも当時大人気の紅白歌手だ。
 所有者の久祖神さん、佐原光一市長、田中久雄館長らが再生に立ち会った。78回転のレコードに針を落とすと、哀愁が漂いながらも、テンポのよいメロディーが響いた。
 レコードは、久祖神さんの叔父が若い頃に買い求めたと思われ、ニュースを知った久祖神さんが、自宅で現物を確認した。軍歌のレコードなどと一緒に倉庫にしまわれており、自身も40~50年前に一度聴いたことがあるという。
 久しぶりに曲を耳にして「懐かしく良い曲」と久祖神さんは語る。「捨てられそうになったこともあるが、機会があれば聴くこともあろうかと残しておいた。こんな貴重な1枚になるとは」と驚いていた。
 佐原市長は「『豊橋観光音頭』は2度聴いたが、やはり頭の片隅に残っている曲だった。『夢の豊橋』は初めて聞いた。途中テンポが変わり、古関先生らしい西洋音楽の技法が入った曲だ」などと感想を述べた。
 久祖神さんはレコードを図書館に寄贈予定で、中央図書館は13日から23日まで観光冊子「夢乃豊橋」などの資料と合わせ、レコードを展示する。
(田中博子)

 NHK連続テレビ小説「エール」主人公のモデルとなった作曲家、古関裕而(1909~89年)が手がけ、先日再発見された「豊橋観光音頭」「夢の豊橋」。当初、レコードが見つからず、豊橋市中央図書館が情報提供を呼び掛けたところ、同市川崎町の久祖神勲さん(74)がレコードを持っていると名乗り出た。12日、中央図書館で報道陣を前に再生された。
 見つかったのは直径25㌢のSPレコードで、「豊橋観光音頭」「夢の豊橋」が表裏面に収録されている。歌い手は、観光音頭が鶴田六郎と久保幸江、夢の豊橋が岡本敦郎と奈良光枝。いずれも当時大人気の紅白歌手だ。
 所有者の久祖神さん、佐原光一市長、田中久雄館長らが再生に立ち会った。78回転のレコードに針を落とすと、哀愁が漂いながらも、テンポのよいメロディーが響いた。
 レコードは、久祖神さんの叔父が若い頃に買い求めたと思われ、ニュースを知った久祖神さんが、自宅で現物を確認した。軍歌のレコードなどと一緒に倉庫にしまわれており、自身も40~50年前に一度聴いたことがあるという。
 久しぶりに曲を耳にして「懐かしく良い曲」と久祖神さんは語る。「捨てられそうになったこともあるが、機会があれば聴くこともあろうかと残しておいた。こんな貴重な1枚になるとは」と驚いていた。
 佐原市長は「『豊橋観光音頭』は2度聴いたが、やはり頭の片隅に残っている曲だった。『夢の豊橋』は初めて聞いた。途中テンポが変わり、古関先生らしい西洋音楽の技法が入った曲だ」などと感想を述べた。
 久祖神さんはレコードを図書館に寄贈予定で、中央図書館は13日から23日まで観光冊子「夢乃豊橋」などの資料と合わせ、レコードを展示する。
(田中博子)

レコードを手にする久祖神さん=豊橋市中央図書館で
レコードを手にする久祖神さん=豊橋市中央図書館で

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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