文字の大きさ

2校モデルに児童の放課後活動始まる

高学年児童の爪先立ち走りに見入る増田さん=豊橋市立汐田小学校で
高学年児童の爪先立ち走りに見入る増田さん=豊橋市立汐田小学校で
低学年の自主学習を見る運営スタッフ
低学年の自主学習を見る運営スタッフ

豊橋市で小学校部活動廃止見据え

 今年度で市内52小学校にある運動部の部活動が廃止されるのを見据え、豊橋市教育委員会は、放課後の活動について模索を始めた。汐田、牛川の2校をモデル校にして、平日放課後のスポーツや自主学習の試行が始まった。
 市は昨年7月、2020年度末に陸上などすべての運動部活動をなくことを決めた。児童の学習面や、英語と道徳が教科に入った授業日程、過労死ラインにあたる月80時間以上の残業をしている現状がある教職員の働き方改革を考慮した。
 市教委では廃止後の来年度からの取り組みを考えようと2校をモデル校に指定し「のびるんdeスクール」と名付けた。平日放課後午後5時までの時間に、希望する児童にスポーツや自習、出前講座、体験学習をする。教員OBや、シルバー人材センター登録者が講師を担う。外部講師を取り入れ、元陸上選手や音楽家、日展に出展する日本画家、市内を中心に活動する書家が指導する。登録制で年間1万8000円の受講料とした。
 新型コロナウイルスによる学校休校に伴い、開講も6月からとなった。
 児童542人が在籍する汐田小は130人が登録した。15日には79人が参加した。スポーツ教室が開かれ、4~6年生は女子200㍍走で日本選手権優勝経験がある増田智実さん、同選手権入賞者の森下真琴さんらが特別講師を務め、足でのじゃんけんや爪先立ちでの走りなどを指導した。1~3年生は他の陸上指導者がステップや走り高跳びなどを教えた。
 一方、牛川小(児童数590人)は16日に始まった。162人が登録して88人が参加し、1年生は自主学習、そのほかはスポーツ遊びを体験した。
 市生涯学習課によると両校とも運動部はそのままあり、夏場以後は並行して実施する。今年度は運営状況を検証したり、保護者の意見を聞いたりして来年度の本格導入につなげる。
 運動部の部活動を蒲郡市は22年度まで、名古屋市は今年度中の廃止を示している。
(安藤聡)

豊橋市で小学校部活動廃止見据え

 今年度で市内52小学校にある運動部の部活動が廃止されるのを見据え、豊橋市教育委員会は、放課後の活動について模索を始めた。汐田、牛川の2校をモデル校にして、平日放課後のスポーツや自主学習の試行が始まった。
 市は昨年7月、2020年度末に陸上などすべての運動部活動をなくことを決めた。児童の学習面や、英語と道徳が教科に入った授業日程、過労死ラインにあたる月80時間以上の残業をしている現状がある教職員の働き方改革を考慮した。
 市教委では廃止後の来年度からの取り組みを考えようと2校をモデル校に指定し「のびるんdeスクール」と名付けた。平日放課後午後5時までの時間に、希望する児童にスポーツや自習、出前講座、体験学習をする。教員OBや、シルバー人材センター登録者が講師を担う。外部講師を取り入れ、元陸上選手や音楽家、日展に出展する日本画家、市内を中心に活動する書家が指導する。登録制で年間1万8000円の受講料とした。
 新型コロナウイルスによる学校休校に伴い、開講も6月からとなった。
 児童542人が在籍する汐田小は130人が登録した。15日には79人が参加した。スポーツ教室が開かれ、4~6年生は女子200㍍走で日本選手権優勝経験がある増田智実さん、同選手権入賞者の森下真琴さんらが特別講師を務め、足でのじゃんけんや爪先立ちでの走りなどを指導した。1~3年生は他の陸上指導者がステップや走り高跳びなどを教えた。
 一方、牛川小(児童数590人)は16日に始まった。162人が登録して88人が参加し、1年生は自主学習、そのほかはスポーツ遊びを体験した。
 市生涯学習課によると両校とも運動部はそのままあり、夏場以後は並行して実施する。今年度は運営状況を検証したり、保護者の意見を聞いたりして来年度の本格導入につなげる。
 運動部の部活動を蒲郡市は22年度まで、名古屋市は今年度中の廃止を示している。
(安藤聡)

高学年児童の爪先立ち走りに見入る増田さん=豊橋市立汐田小学校で
高学年児童の爪先立ち走りに見入る増田さん=豊橋市立汐田小学校で
低学年の自主学習を見る運営スタッフ
低学年の自主学習を見る運営スタッフ

 PR

PR