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豊橋技科大の先端農業・バイオリサーチセンターが10周年の節目

式典で表彰される三枝特命教授㊨=豊橋技術科学大学で
式典で表彰される三枝特命教授㊨=豊橋技術科学大学で

 豊橋技術科学大学の先端農業・バイオリサーチセンターが設立10周年を迎え、5日、記念式典が豊橋市天伯町の同大学で開かれた。今後の農業経営を考える講演があったほか、10年の成果を振り返った。
 東三河地域は国内屈指の農業地帯でありながら、農学系大学の空白地域。このため、2006(平成18)年10月、農業や農業関連の分野に資する農工融合型の研究開発、実用化を目標に同センターが開学30周年記念事業の一環として設けられた。
 人材養成も積極的に進め、07年には地元の五つの信用金庫から寄付を受けて「しんきん食農技術科学講座」を開設したほか、08年からは地域の農業を活性化させるためIT(情報技術)を活用した生産管理、経営管理ができる「IT食農先導士」を養成。その後、植物工場を管理経営できる「最先端植物工場マネジャー」の育成も始めた。
 これら修了生らでつくるIT農業ネットワークもつくり、センター内にはIT農業サポートセンターを開設、修了後の活動を支援する仕組みを設けているのも特徴だ。
 式典では、人材育成事業を支え、尽力した三枝正彦特命教授が「10年の歩み」を報告。今後について人材育成やネットワークを継続するとともに「地域で挙がっている農業系高等機関への協力や、国際貢献が重要」と話した。
 三枝特命教授は、大西隆学長から社会貢献賞として表彰された。
 式典では、名古屋大学の竹谷裕之名誉教授が「視野を拡げてこれからの農業経営を考える」を演題に講演。IT農業ネットワークの活動報告も行われた。
(中村晋也)

 豊橋技術科学大学の先端農業・バイオリサーチセンターが設立10周年を迎え、5日、記念式典が豊橋市天伯町の同大学で開かれた。今後の農業経営を考える講演があったほか、10年の成果を振り返った。
 東三河地域は国内屈指の農業地帯でありながら、農学系大学の空白地域。このため、2006(平成18)年10月、農業や農業関連の分野に資する農工融合型の研究開発、実用化を目標に同センターが開学30周年記念事業の一環として設けられた。
 人材養成も積極的に進め、07年には地元の五つの信用金庫から寄付を受けて「しんきん食農技術科学講座」を開設したほか、08年からは地域の農業を活性化させるためIT(情報技術)を活用した生産管理、経営管理ができる「IT食農先導士」を養成。その後、植物工場を管理経営できる「最先端植物工場マネジャー」の育成も始めた。
 これら修了生らでつくるIT農業ネットワークもつくり、センター内にはIT農業サポートセンターを開設、修了後の活動を支援する仕組みを設けているのも特徴だ。
 式典では、人材育成事業を支え、尽力した三枝正彦特命教授が「10年の歩み」を報告。今後について人材育成やネットワークを継続するとともに「地域で挙がっている農業系高等機関への協力や、国際貢献が重要」と話した。
 三枝特命教授は、大西隆学長から社会貢献賞として表彰された。
 式典では、名古屋大学の竹谷裕之名誉教授が「視野を拡げてこれからの農業経営を考える」を演題に講演。IT農業ネットワークの活動報告も行われた。
(中村晋也)

式典で表彰される三枝特命教授㊨=豊橋技術科学大学で
式典で表彰される三枝特命教授㊨=豊橋技術科学大学で

カテゴリー:社会・経済

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