文字の大きさ

4選へ佐原豊橋市長が出馬の意向

 豊橋市の佐原光一市長(66)は20日、市長選(11月1日告示、8日投開票)へ4選を目指して出馬する意向を明らかにした。7月初めに記者会見し正式表明する。すでに県議の浅井由崇氏(58)が出馬を表明しており、選挙戦となることが確実になった。
 佐原市長はこの日、市内であった後援会校区代表者会議に出席。支援者を前に「私たちは新型コロナウイルス対策など真剣に頑張ろうとしており、それが当面の私が果たすべき使命だ」としたうえで「まだまだ、前に向かって頑張らなければならないと強く思っている」と述べ、4選出馬の意欲をにじませた。会合には自民党衆院議員をはじめ、県議、市議らも同席した。
 一方、正式な出馬表明については報道陣の取材に対し「いろんなところで話す状況に至っていない。平穏な情勢をしっかりと見定めて、もう少し後で話す機会を設けたい」と語った。21日には一部市議にも出馬の決意を伝える方針。
 市議の間では早くから「佐原氏の4選出馬は既定の路線」と思われてきた。しかし、佐原氏は今月1日の定例記者会見で市長選への姿勢を問われ「コロナ対策で奔走している。話す状況にない」として、選挙に関しては触れなかった。
 現職の出馬表明は従来、市議会定例会の一般質問で与党、自民党市議団代表の質問に答える形が続いてきた。今回も「9月議会では遅い、6月議会が順当」と、これまでの慣例同様、定例会で表明することが周辺では予想されていた。
 しかし、コロナ経済対策などを盛り込んだ補正予算案や感染拡大防止策が急務であることから、議会での質問自体が控えられた。佐原氏支援を事実上決めている自民党は「(市議会の場ではなく)議会閉会後直ちに記者会見して表明する」という方針を支部総会ですでに確認している。「4選出馬は既定のこと。6月定例会でも、記者会見でも同じこと」とある市議は話した。
 佐原氏は1953年生まれ。76年東大工学部卒、運輸省入省。ブラジル大使館1等書記官、東北地方整備局港湾空港部長、中部地方整備局副局長を経て2008年退職。同年11月から現職。現在3期目。
 市長選には3月下旬、県議の浅井氏が記者会見して出馬を表明した。各種会合であいさつ回りをするなど、選挙戦に向けての準備を進めている。
 豊橋市長選は、浅井氏、佐原氏に続く3人目の候補予定者の浮上が注目される。
【安藤聡】

 豊橋市の佐原光一市長(66)は20日、市長選(11月1日告示、8日投開票)へ4選を目指して出馬する意向を明らかにした。7月初めに記者会見し正式表明する。すでに県議の浅井由崇氏(58)が出馬を表明しており、選挙戦となることが確実になった。
 佐原市長はこの日、市内であった後援会校区代表者会議に出席。支援者を前に「私たちは新型コロナウイルス対策など真剣に頑張ろうとしており、それが当面の私が果たすべき使命だ」としたうえで「まだまだ、前に向かって頑張らなければならないと強く思っている」と述べ、4選出馬の意欲をにじませた。会合には自民党衆院議員をはじめ、県議、市議らも同席した。
 一方、正式な出馬表明については報道陣の取材に対し「いろんなところで話す状況に至っていない。平穏な情勢をしっかりと見定めて、もう少し後で話す機会を設けたい」と語った。21日には一部市議にも出馬の決意を伝える方針。
 市議の間では早くから「佐原氏の4選出馬は既定の路線」と思われてきた。しかし、佐原氏は今月1日の定例記者会見で市長選への姿勢を問われ「コロナ対策で奔走している。話す状況にない」として、選挙に関しては触れなかった。
 現職の出馬表明は従来、市議会定例会の一般質問で与党、自民党市議団代表の質問に答える形が続いてきた。今回も「9月議会では遅い、6月議会が順当」と、これまでの慣例同様、定例会で表明することが周辺では予想されていた。
 しかし、コロナ経済対策などを盛り込んだ補正予算案や感染拡大防止策が急務であることから、議会での質問自体が控えられた。佐原氏支援を事実上決めている自民党は「(市議会の場ではなく)議会閉会後直ちに記者会見して表明する」という方針を支部総会ですでに確認している。「4選出馬は既定のこと。6月定例会でも、記者会見でも同じこと」とある市議は話した。
 佐原氏は1953年生まれ。76年東大工学部卒、運輸省入省。ブラジル大使館1等書記官、東北地方整備局港湾空港部長、中部地方整備局副局長を経て2008年退職。同年11月から現職。現在3期目。
 市長選には3月下旬、県議の浅井氏が記者会見して出馬を表明した。各種会合であいさつ回りをするなど、選挙戦に向けての準備を進めている。
 豊橋市長選は、浅井氏、佐原氏に続く3人目の候補予定者の浮上が注目される。
【安藤聡】

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR