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豊橋市中央図書館で「内山家関係資料展」

金子の父安蔵の直筆の手紙などが集められた展示=豊橋市中央図書館で
金子の父安蔵の直筆の手紙などが集められた展示=豊橋市中央図書館で
金子の姉妹(古関裕而の長男、正裕氏提供)
金子の姉妹(古関裕而の長男、正裕氏提供)

NHK連続テレビ小説「エール」のヒロインのモデルとなった古関(旧姓内山)金子のルーツを展示する「内山家関係資料展」が8日、豊橋市中央図書館で始まった。豊橋で生まれ育った金子の父安蔵(1872~1924年)が、本家(現在の新城市)に宛てた直筆の手紙など、ドラマが始まってから見つかった新資料などが公開されている。
 金子が豊橋で生まれ、福島県出身の名作曲家、古関裕而と結婚したことは知られていたが、安蔵がどこから豊橋に来たのかがドラマ放送開始時点では分かっていなかった。
 今回の展示は岩瀬彰利主幹学芸員の調査で判明した安蔵の生家の調査結果と、直筆の手紙、古関裕而の親族から提供を受けた金子の姉妹の写真など約10点を展示している。安蔵が経営していた馬具商の屋号が書かれた封書の中には、店の財務に関する手紙が入っていたという。現在の新城市下吉田に残る本家を継いだ安蔵の弟の一族が保存していた。
 また11日からは、安蔵と妻みつ、金子の兄勝英が眠る小池町の潮音寺に残されていた古関裕而の色紙も展示される。名曲「君の名は」の第1小節が書かれており、金子が亡くなって3年後、古関が墓参した時に書き残したものだ。
 岩瀬学芸員によると「長崎の鐘」「高原列車は行く」「福島音頭」などを書いた色紙は残っているが、調査した範囲では「君の名は」は珍しいのではないかという。
 展示は8月2日まで。
【山田一晶】

NHK連続テレビ小説「エール」のヒロインのモデルとなった古関(旧姓内山)金子のルーツを展示する「内山家関係資料展」が8日、豊橋市中央図書館で始まった。豊橋で生まれ育った金子の父安蔵(1872~1924年)が、本家(現在の新城市)に宛てた直筆の手紙など、ドラマが始まってから見つかった新資料などが公開されている。
 金子が豊橋で生まれ、福島県出身の名作曲家、古関裕而と結婚したことは知られていたが、安蔵がどこから豊橋に来たのかがドラマ放送開始時点では分かっていなかった。
 今回の展示は岩瀬彰利主幹学芸員の調査で判明した安蔵の生家の調査結果と、直筆の手紙、古関裕而の親族から提供を受けた金子の姉妹の写真など約10点を展示している。安蔵が経営していた馬具商の屋号が書かれた封書の中には、店の財務に関する手紙が入っていたという。現在の新城市下吉田に残る本家を継いだ安蔵の弟の一族が保存していた。
 また11日からは、安蔵と妻みつ、金子の兄勝英が眠る小池町の潮音寺に残されていた古関裕而の色紙も展示される。名曲「君の名は」の第1小節が書かれており、金子が亡くなって3年後、古関が墓参した時に書き残したものだ。
 岩瀬学芸員によると「長崎の鐘」「高原列車は行く」「福島音頭」などを書いた色紙は残っているが、調査した範囲では「君の名は」は珍しいのではないかという。
 展示は8月2日まで。
【山田一晶】

金子の父安蔵の直筆の手紙などが集められた展示=豊橋市中央図書館で
金子の父安蔵の直筆の手紙などが集められた展示=豊橋市中央図書館で
金子の姉妹(古関裕而の長男、正裕氏提供)
金子の姉妹(古関裕而の長男、正裕氏提供)

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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