「最後の夏」新城東が新城に逆転勝ち

　「夏季愛知県高等学校野球大会」東三河ブロックは11日、共に今年度で廃部となる新城東と新城が豊橋市民球場で対戦し、新城東が天気も味方に付けて10－５で逆転勝ちした。桜丘と豊橋工業も２回戦に勝ち進んだ。他球場での豊丘－三谷水産と成章－蒲郡は雨天中止となった。
【由本裕貴】

　来春から新城有教館に完全統合され、３年生９人だけで最後の夏を迎えた新城東と新城。新城東は６回までは１－５と劣勢だったが、終盤に流れを呼び込んだ。
　感染症対策で握手が禁止される中、試合後に新城ナインと向き合った山田は「握手したかったけど、競った試合でお互い楽しめた」。豊川との次戦に向けて「新城の分まで頑張りたい」と意気込んだ。

コールド勝ちの桜丘好発進

　昨夏県大会準優勝の桜丘が、本塁打２発を含む10安打９得点で快勝発進した。３回に森雄規捕手（３年）の２点二塁打で逆転し、４回に中根秀真一塁手（３年）の左翼への２ランで突き放した。８回には代打の鈴木裕太外野手（３年）がコールド勝ちを決める３ランをたたき込んだ。

「ダービー」は豊橋工業制す

　「工業ダービー」はクリーンアップの活躍が目立った豊橋工業に軍配が上がった。初回に３番の森拓海捕手（３年）の２ランで先制。１点差に詰め寄られた直後の５回は相手の守りのミスもあって３点を追加し、８回には４番の小林和斗一塁手（３年）が左翼へ３ランを放ち、コールド勝ちを決めた。

11日の結果の結果（東三河ブロック）
▽１回戦
新城東10－５新城
桜丘９－１豊橋南
（８回コールド）
豊橋工業８－１豊川工業
（８回コールド）