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県内でも急増する新型コロナ感染者

大村知事がツイッターで発表した17日現在の感染状況
大村知事がツイッターで発表した17日現在の感染状況
7日平均の新規感染者数の推移
7日平均の新規感染者数の推移

 県内の新型コロナウイルス陽性患者がここに来て急増している。16日には過去最多と並ぶ1日21人の患者を確認。17日も19人を数えた。大村秀章知事は、県民・事業者に対し①不要不急の東京への移動自粛②「新しい生活様式」の実践等の適切な行動③感染防止対策の徹底を、繰り返し呼び掛けている。

 県が18日に発表した17日の新規感染者数19人の内訳は、20代が13人と68%を占める。次いで30代4人、40代と60代が各1人。男女別では男14人、女5人。現段階で感染経路が不明なのは2人にとどまっている。
 東三河地方では豊橋、豊川両市で新規患者があった。いずれの感染経路も判明している。
 大村知事は18日、ツイッターを更新し、1~17日の県内の感染状況を発表した。この間の感染者数は69人で15日以降に急増している。連日、200人を超える感染者が出ている東京都など首都圏に由来する感染者は32人で46・4%。感染経路不明者は13人で18・8%になった。大村知事は「東京由来の感染者数は大変厳しい状況です」とツイートしている。
 また、年代別では20代が最も多い傾向は変わらず、32人(46・4%)で、次いで40代の11人(15・9%)、30代の9人(13・0%)などとなっている。
 県は再び休業要請などに踏み切る判断基準(3指針)を5月にまとめた。いずれも過去7日間の平均を調べる。それによると、感染者数ベースでは「平均の新規感染者数が10人」を超えた場合が「注意」、20人を超えると「危険」としている。陽性率ベースでは平均5%で注意、10%で危険。入院患者数は150人で注意、250人で危険、となる。
 今月の動向を当てはめてみると、新規患者は11~17日で9・14人と注意レベル一歩手前になっている。18日に8人の患者が発生すれば10人に達する。10~16日の陽性率は2・93で、まだ少し余裕がある。
 政府は22日から開始予定の旅行需要喚起策「Go To トラベル」キャンペーンから東京都の除外を決めたが果たしてそれだけで十分なのか。豊橋市の佐原光一市長は16日の記者会見でキャンペーンについて「期待する部分は大きい」としながらも「第2波が心配される。個人的な意見だが、東京や首都圏から、やみくもに人が来てしまうのは疑問がある。観光を支援するのは良いが、コロナへの緊張感が失われるのは問題があるのでは」と指摘した。

豊川3例目受け市長コメント

 豊川市の30代女性が新型コロナウイルスに感染していたことが17日、県の調査で判明した。県によると女性は東京都新宿区で集団感染が起きている劇場の利用者で今月3~5日に訪れていた。9日に発症し、発熱やせき、のどの痛みを訴え、16日になって陽性が確定した。現在は入院しているという。
 市では4月14日以来94日ぶり3例目。竹本幸夫市長は「首都圏を中心に新たな感染者数は拡大傾向にあり、強い危機感を持って注視している」としたうえで「改めてマスクの着用、手洗いの励行や、『3密』を避けるなど『新しい生活様式』の徹底に努めていただき、一人ひとりが思いやりと責任のある行動をとり、冷静に対処してくださるようお願いします」と市民に呼び掛けた。
【山田一晶、安藤聡、由本裕貴】

 県内の新型コロナウイルス陽性患者がここに来て急増している。16日には過去最多と並ぶ1日21人の患者を確認。17日も19人を数えた。大村秀章知事は、県民・事業者に対し①不要不急の東京への移動自粛②「新しい生活様式」の実践等の適切な行動③感染防止対策の徹底を、繰り返し呼び掛けている。

 県が18日に発表した17日の新規感染者数19人の内訳は、20代が13人と68%を占める。次いで30代4人、40代と60代が各1人。男女別では男14人、女5人。現段階で感染経路が不明なのは2人にとどまっている。
 東三河地方では豊橋、豊川両市で新規患者があった。いずれの感染経路も判明している。
 大村知事は18日、ツイッターを更新し、1~17日の県内の感染状況を発表した。この間の感染者数は69人で15日以降に急増している。連日、200人を超える感染者が出ている東京都など首都圏に由来する感染者は32人で46・4%。感染経路不明者は13人で18・8%になった。大村知事は「東京由来の感染者数は大変厳しい状況です」とツイートしている。
 また、年代別では20代が最も多い傾向は変わらず、32人(46・4%)で、次いで40代の11人(15・9%)、30代の9人(13・0%)などとなっている。
 県は再び休業要請などに踏み切る判断基準(3指針)を5月にまとめた。いずれも過去7日間の平均を調べる。それによると、感染者数ベースでは「平均の新規感染者数が10人」を超えた場合が「注意」、20人を超えると「危険」としている。陽性率ベースでは平均5%で注意、10%で危険。入院患者数は150人で注意、250人で危険、となる。
 今月の動向を当てはめてみると、新規患者は11~17日で9・14人と注意レベル一歩手前になっている。18日に8人の患者が発生すれば10人に達する。10~16日の陽性率は2・93で、まだ少し余裕がある。
 政府は22日から開始予定の旅行需要喚起策「Go To トラベル」キャンペーンから東京都の除外を決めたが果たしてそれだけで十分なのか。豊橋市の佐原光一市長は16日の記者会見でキャンペーンについて「期待する部分は大きい」としながらも「第2波が心配される。個人的な意見だが、東京や首都圏から、やみくもに人が来てしまうのは疑問がある。観光を支援するのは良いが、コロナへの緊張感が失われるのは問題があるのでは」と指摘した。

豊川3例目受け市長コメント

 豊川市の30代女性が新型コロナウイルスに感染していたことが17日、県の調査で判明した。県によると女性は東京都新宿区で集団感染が起きている劇場の利用者で今月3~5日に訪れていた。9日に発症し、発熱やせき、のどの痛みを訴え、16日になって陽性が確定した。現在は入院しているという。
 市では4月14日以来94日ぶり3例目。竹本幸夫市長は「首都圏を中心に新たな感染者数は拡大傾向にあり、強い危機感を持って注視している」としたうえで「改めてマスクの着用、手洗いの励行や、『3密』を避けるなど『新しい生活様式』の徹底に努めていただき、一人ひとりが思いやりと責任のある行動をとり、冷静に対処してくださるようお願いします」と市民に呼び掛けた。
【山田一晶、安藤聡、由本裕貴】

大村知事がツイッターで発表した17日現在の感染状況
大村知事がツイッターで発表した17日現在の感染状況
7日平均の新規感染者数の推移
7日平均の新規感染者数の推移

カテゴリー:社会・経済

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