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26日に「オール蒲郡花火」

打ち上げる花火の玉を手にする加藤専務=加藤煙火で
打ち上げる花火の玉を手にする加藤専務=加藤煙火で
仕上げ作業を進める従業員=同
仕上げ作業を進める従業員=同
記者会見でPRする大村知事
記者会見でPRする大村知事

 蒲郡青年会議所が主導する「みんなでやろまい!蒲郡応援団」は26日、「オール蒲郡花火」と銘打ち、市内14カ所で計約1000発の花火を一斉に打ち上げる。新型コロナウイルスの影響を受ける市民を元気づける。
 青年会議所はもともと、5月5日に市内7カ所で花火を打ち上げようと4月中旬から考えていたが、コロナの影響で学校の休業が続いていたこと、緊急事態宣言が出ていたことなどから、打ち上げ場所使用許可が出なかった。より小さい規模での花火も検討したが、そのタイミングではないと断念した。
 その後も状況を注視していたが、「蒲郡まつり」をはじめ、各種イベントが中止や延期になった。そんな状況だからこそ、花火の一斉打ち上げで市民を元気づけようと考えた。26日は、本来の「蒲郡まつり」の開催日。今年のまつりは、延期された東京オリンピックの日程を考慮し、10月とされていた。
 「オール蒲郡花火」は「市内全域で」「市民全員が参加する」イベントにしたいという願いが込められている。
 準備を進めている「加藤煙火」(御幸町)を訪ねた。青年会議所メンバーでもある加藤克典専務(37)によると、コロナの影響で日本中の花火大会が中止や延期になり、売り上げは約9割減少した。「花火打ち上げたい」と思っても、祭りなどは次々に中止になった。「花火は、求める人が多いと思っていたが違った。弱いものだと強く感じた。だから、何としてもできるだけ大きな花火大会を開催し、それを見て喜んでくれる人たちの元気が戻ればいいと思った」と加藤さんは言う。打ち上げ時間はわずか10分。その中で「すごいこと」ができる面白さを楽しみにしている。
 多くの協賛が集まった。みなが楽しみにしているのを実感している。1団体だけでは成功しない。多くの人の協力が必要だ。今回は打ち上げ場所を借りる際も「いいよ、いいよ」と協力してくれるところが多かった。市民の「オール蒲郡花火」にかける期待の大きさを感じている。加藤煙火では準備が着々と進む。
 花火は市民向け。「3密」を避けるため、家から見てもらう。打ち上げ場所には集まらないよう呼び掛けている。人が集まった場合は打ち上げを取りやめる場合もある。また、山上から撮影した動画を配信する予定だ。
 クラウドファンディングで支援を募っていたが、目標額の100万円に到達した。支援は27日まで。
 大村秀章知事は20日の定例記者会見で「こういう取り組みはしっかりと応援したい」と述べ、エールを贈った。
【林大二朗】

 蒲郡青年会議所が主導する「みんなでやろまい!蒲郡応援団」は26日、「オール蒲郡花火」と銘打ち、市内14カ所で計約1000発の花火を一斉に打ち上げる。新型コロナウイルスの影響を受ける市民を元気づける。
 青年会議所はもともと、5月5日に市内7カ所で花火を打ち上げようと4月中旬から考えていたが、コロナの影響で学校の休業が続いていたこと、緊急事態宣言が出ていたことなどから、打ち上げ場所使用許可が出なかった。より小さい規模での花火も検討したが、そのタイミングではないと断念した。
 その後も状況を注視していたが、「蒲郡まつり」をはじめ、各種イベントが中止や延期になった。そんな状況だからこそ、花火の一斉打ち上げで市民を元気づけようと考えた。26日は、本来の「蒲郡まつり」の開催日。今年のまつりは、延期された東京オリンピックの日程を考慮し、10月とされていた。
 「オール蒲郡花火」は「市内全域で」「市民全員が参加する」イベントにしたいという願いが込められている。
 準備を進めている「加藤煙火」(御幸町)を訪ねた。青年会議所メンバーでもある加藤克典専務(37)によると、コロナの影響で日本中の花火大会が中止や延期になり、売り上げは約9割減少した。「花火打ち上げたい」と思っても、祭りなどは次々に中止になった。「花火は、求める人が多いと思っていたが違った。弱いものだと強く感じた。だから、何としてもできるだけ大きな花火大会を開催し、それを見て喜んでくれる人たちの元気が戻ればいいと思った」と加藤さんは言う。打ち上げ時間はわずか10分。その中で「すごいこと」ができる面白さを楽しみにしている。
 多くの協賛が集まった。みなが楽しみにしているのを実感している。1団体だけでは成功しない。多くの人の協力が必要だ。今回は打ち上げ場所を借りる際も「いいよ、いいよ」と協力してくれるところが多かった。市民の「オール蒲郡花火」にかける期待の大きさを感じている。加藤煙火では準備が着々と進む。
 花火は市民向け。「3密」を避けるため、家から見てもらう。打ち上げ場所には集まらないよう呼び掛けている。人が集まった場合は打ち上げを取りやめる場合もある。また、山上から撮影した動画を配信する予定だ。
 クラウドファンディングで支援を募っていたが、目標額の100万円に到達した。支援は27日まで。
 大村秀章知事は20日の定例記者会見で「こういう取り組みはしっかりと応援したい」と述べ、エールを贈った。
【林大二朗】

打ち上げる花火の玉を手にする加藤専務=加藤煙火で
打ち上げる花火の玉を手にする加藤専務=加藤煙火で
仕上げ作業を進める従業員=同
仕上げ作業を進める従業員=同
記者会見でPRする大村知事
記者会見でPRする大村知事

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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