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強豪私学の対戦 豊橋中央が豊川を破る

カテゴリー:スポーツ / 特集

延長10回、右翼へ2ランを放つ豊橋中央・中川=豊橋市民球場で
延長10回、右翼へ2ランを放つ豊橋中央・中川=豊橋市民球場で
帽子を飛ばして力投する豊川・白井梨=同
帽子を飛ばして力投する豊川・白井梨=同
桜丘を相手に力投した国府・足立=同
桜丘を相手に力投した国府・足立=同

 「夏季愛知県高等学校野球大会」の東三河ブロックは24日、豊橋市民球場で4回戦2試合があり、豊橋中央が延長戦の末に6-2で豊川を破った。桜丘も8-2で国府に勝利。ブロック決勝となる26日の5回戦(岡崎市民球場)で、豊橋中央と桜丘がベスト8進出を懸けて戦う。
【林大二朗】

 強豪私学による注目の一戦は、一歩も譲らず2-2のまま延長戦に突入。10回からは無死一、二塁で再開するタイブレークだ。このチャンスを生かし、最後に笑ったのが豊橋中央だった。
 2死となるも、二、三塁から大竹祐永一塁手(3年)の逆方向へ流した打球は右前への2点勝ち越し打。さらに、プロ注目の4番、中川拓真捕手(3年)が速球を振り抜いた打球も逆方向へ伸び、右翼への2ランで試合を決定付けた。
 5打数4安打と大当たりの中川は「チームのためにつないで点を取ることを考えていた」と振り返り、10回途中から豊川のエース米庄の登場には「ずっと意識していたのでやってやろうと思いました」と燃えた。守っては辻、本間の2年生投手を強気にリードした。
 現チームでは豊川から初白星に、萩本将光監督は「昨年2敗しているので気持ちを高めて練習してきました」と話し、中川に関して「さすが頼りになる選手です」とたたえた。
 26日の5回戦は、同じ豊橋市で永遠のライバル・桜丘との大一番。中川のバットに注目だ。

 豊川は先発した白井梨竣(りお)投手(3年)が9回まで7奪三振2失点と好投も、延長10回に痛打された。この回途中から登板した左腕エース米庄寛成投手(3年)も中川の一発に沈んだ。地元豊川市出身で、投打でチームを引っ張ってきた米庄は「最後の最後でホームランを打たれたことは、自分の甘さを感じました」と振り返った。

桜丘が国府に快勝

 桜丘はエース小久保颯真投手(3年)が打者39人から12三振を奪い、完投勝利を飾った。初回に味方の守りのミスも絡んで2失点も、尻上がりに調子を上げた。打っては1点リードの5回に犠飛を打ち、自ら貴重な追加点を挙げた。
 打線は国府の左腕・足立を打ちあぐねたが、8回に2死から4連打で3点を奪い攻略。9回には鈴木裕太右翼手(3年)にソロ本塁打が出た。杉澤哲監督は「やっと自分の力を表現できるようになってきたと思います」と話した。
 26日の豊橋中央との対決へ、主将の藤野翔多三塁手(3年)は「中川中心に打撃が強いチーム。守り抜いて勝ちたい」と見据えた。
 国府は初回、足立の2点適時打で同点に追い付くなど意地を見せた。主将の伊東拓海二塁手(3年)は「自分たちの熱量が下がらず、最後まで勝つ気持ちでやり切れた」と振り返った。

 「夏季愛知県高等学校野球大会」の東三河ブロックは24日、豊橋市民球場で4回戦2試合があり、豊橋中央が延長戦の末に6-2で豊川を破った。桜丘も8-2で国府に勝利。ブロック決勝となる26日の5回戦(岡崎市民球場)で、豊橋中央と桜丘がベスト8進出を懸けて戦う。
【林大二朗】

 強豪私学による注目の一戦は、一歩も譲らず2-2のまま延長戦に突入。10回からは無死一、二塁で再開するタイブレークだ。このチャンスを生かし、最後に笑ったのが豊橋中央だった。
 2死となるも、二、三塁から大竹祐永一塁手(3年)の逆方向へ流した打球は右前への2点勝ち越し打。さらに、プロ注目の4番、中川拓真捕手(3年)が速球を振り抜いた打球も逆方向へ伸び、右翼への2ランで試合を決定付けた。
 5打数4安打と大当たりの中川は「チームのためにつないで点を取ることを考えていた」と振り返り、10回途中から豊川のエース米庄の登場には「ずっと意識していたのでやってやろうと思いました」と燃えた。守っては辻、本間の2年生投手を強気にリードした。
 現チームでは豊川から初白星に、萩本将光監督は「昨年2敗しているので気持ちを高めて練習してきました」と話し、中川に関して「さすが頼りになる選手です」とたたえた。
 26日の5回戦は、同じ豊橋市で永遠のライバル・桜丘との大一番。中川のバットに注目だ。

 豊川は先発した白井梨竣(りお)投手(3年)が9回まで7奪三振2失点と好投も、延長10回に痛打された。この回途中から登板した左腕エース米庄寛成投手(3年)も中川の一発に沈んだ。地元豊川市出身で、投打でチームを引っ張ってきた米庄は「最後の最後でホームランを打たれたことは、自分の甘さを感じました」と振り返った。

桜丘が国府に快勝

 桜丘はエース小久保颯真投手(3年)が打者39人から12三振を奪い、完投勝利を飾った。初回に味方の守りのミスも絡んで2失点も、尻上がりに調子を上げた。打っては1点リードの5回に犠飛を打ち、自ら貴重な追加点を挙げた。
 打線は国府の左腕・足立を打ちあぐねたが、8回に2死から4連打で3点を奪い攻略。9回には鈴木裕太右翼手(3年)にソロ本塁打が出た。杉澤哲監督は「やっと自分の力を表現できるようになってきたと思います」と話した。
 26日の豊橋中央との対決へ、主将の藤野翔多三塁手(3年)は「中川中心に打撃が強いチーム。守り抜いて勝ちたい」と見据えた。
 国府は初回、足立の2点適時打で同点に追い付くなど意地を見せた。主将の伊東拓海二塁手(3年)は「自分たちの熱量が下がらず、最後まで勝つ気持ちでやり切れた」と振り返った。

延長10回、右翼へ2ランを放つ豊橋中央・中川=豊橋市民球場で
延長10回、右翼へ2ランを放つ豊橋中央・中川=豊橋市民球場で
帽子を飛ばして力投する豊川・白井梨=同
帽子を飛ばして力投する豊川・白井梨=同
桜丘を相手に力投した国府・足立=同
桜丘を相手に力投した国府・足立=同

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