文化サロン「汽水域」オープン
「地元の伝統芸能や芸術文化発信の拠点に」と豊橋市のNPO法人「三河三座」理事長の伊藤秀子さん(77)が主宰する文化サロン「汽水域」がオープンした。東小池町の現地で25日、関係者ら約100人を招き、セレモニーが開かれた。
伊藤さんは10年前に逝去した母親の家を「皆の交流の場」に生まれ変わらせようと、3年前からサロン開設に向けて準備を進めてきた。能舞台のあるホールにカフェを併設した施設。能だけでなく、ダンスやヨガなど幅広く活用してもらいたいとしている。
オープニングセレモニーは「密」を避け、屋外でもビデオモニターで様子を中継した。伊藤さんと地元画家、早川洋介さんが鏡板(能舞台正面の羽目板)をお披露目した後、こけら落としとして喜多流シテ方能楽師の粟谷明生さんらによる独吟と仕舞「高砂」が披露された。
続いてバルコニーで、伊藤さんが開設の経緯を話し「『汽水域』の名のごとく、皆が混じりあって新しい文化の発信の場としていってほしい。応援してください」などとあいさつした。
佐原光一市長ら来賓あいさつ、施工業者らへの感謝状贈呈の後、見学会も開かれた。晴れの日を迎え、伊藤さんは「皆さんにお祝いいただき、本当に作って良かったと思う。さまざまな文化の発信場所として多くの人に使っていただきたい」と感慨深く語った。併設のカフェは8月に開店予定。
【田中博子】
「地元の伝統芸能や芸術文化発信の拠点に」と豊橋市のNPO法人「三河三座」理事長の伊藤秀子さん(77)が主宰する文化サロン「汽水域」がオープンした。東小池町の現地で25日、関係者ら約100人を招き、セレモニーが開かれた。
伊藤さんは10年前に逝去した母親の家を「皆の交流の場」に生まれ変わらせようと、3年前からサロン開設に向けて準備を進めてきた。能舞台のあるホールにカフェを併設した施設。能だけでなく、ダンスやヨガなど幅広く活用してもらいたいとしている。
オープニングセレモニーは「密」を避け、屋外でもビデオモニターで様子を中継した。伊藤さんと地元画家、早川洋介さんが鏡板(能舞台正面の羽目板)をお披露目した後、こけら落としとして喜多流シテ方能楽師の粟谷明生さんらによる独吟と仕舞「高砂」が披露された。
続いてバルコニーで、伊藤さんが開設の経緯を話し「『汽水域』の名のごとく、皆が混じりあって新しい文化の発信の場としていってほしい。応援してください」などとあいさつした。
佐原光一市長ら来賓あいさつ、施工業者らへの感謝状贈呈の後、見学会も開かれた。晴れの日を迎え、伊藤さんは「皆さんにお祝いいただき、本当に作って良かったと思う。さまざまな文化の発信場所として多くの人に使っていただきたい」と感慨深く語った。併設のカフェは8月に開店予定。
【田中博子】