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県内コロナ感染者 新たに167人

県内コロナ感染者 新たに167人

県は29日、新たに167人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。過去最多だった前日の110人を上回った。このうち、名古屋市内では93人が感染していた。こちらも過去最多となる。県内では9日連続で50人を超えた。大村秀章知事は29日夕に緊急記者会見し「極めて厳しい状況」としたうえで、これまでの「警戒領域」から新たに「厳重警戒」領域の段階に入った、と宣言した。
 内訳は名古屋市のほかは県所管分が62人、豊橋市1人、岡崎市4人、豊田市7人。大村知事は「(豊橋、豊田市など)中核3市でも件数が出ており、能力を時には超えて検査している」と述べた。
 一方、28日に判明したコロナ患者の内訳は、地域別では名古屋市が65人。東三河では、豊橋市で浜松市の感染者集団(クラスター)に由来する40代男性の患者が1人、蒲郡市でも70代男性の感染が確認された。近隣では豊田市で6人(20代5人、30代1人)、岡崎市で6人(20代3人、30代、40代、70代各1人)などの感染が判明している。
 年代別では10代4人、20代51人、30代19人、40代17人、50代9人、60代2人、70代5人、80代3人。重症化しやすいとされる80代の感染者はいずれも名古屋市。
 1日以降の感染者総数は757人。年代別内訳は20代が372人、30代が124人、40代が87人。感染経路は東京(首都圏)由来が11・0%まで低下した。感染経路不明者は421人で55・6%に達している。また、今月22~28日の1週間では、感染経路不明者が63・0%とさらに高くなっている。
 感染者のうち軽症は724人。中等症は7人増えて30人になった。入院中の人は797人。県は東浦町の施設を軽症か無症状の人向けの滞在施設として再開した。今後、無症状の場合は自宅待機となる可能性を大村知事は指摘している。
 警戒領域から厳重警戒領域になったことを受け、名古屋市のオアシス21と名古屋テレビ塔のライトアップを29日夜以降、黄からオレンジに変更する。

豊橋、新城で各1人が確認

 豊橋、新城の両市で29日、新たに新型コロナウイルス患者が各1人、確認された。午後6時半現在、豊川、蒲郡の両市でも感染者があったという情報がある。
 豊橋市によると、市内在住の40代女性で、サービス業。26日に市外で感染が判明した同僚と接触歴があり、27日に帰国者・接触者相談センターに相談後、発熱。28日にPCR検査センターで検体を採取、29日に陽性が判明した。25日以降は勤務しておらず、現在は症状が無いという。6人家族で、公共交通機関は利用していない。同市で16例目の感染者となった。
 一方、新城市によると、感染したのは40代男性。市内では3例目となった。23日に発症し、28日に陽性が確定した。軽症で、濃厚接触者の確認を進めているという。感染判明は24日以来。穂積亮次市長は「市中感染拡大のおそれは少ないと認識している」とコメントした。
【山田一晶】

県は29日、新たに167人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。過去最多だった前日の110人を上回った。このうち、名古屋市内では93人が感染していた。こちらも過去最多となる。県内では9日連続で50人を超えた。大村秀章知事は29日夕に緊急記者会見し「極めて厳しい状況」としたうえで、これまでの「警戒領域」から新たに「厳重警戒」領域の段階に入った、と宣言した。
 内訳は名古屋市のほかは県所管分が62人、豊橋市1人、岡崎市4人、豊田市7人。大村知事は「(豊橋、豊田市など)中核3市でも件数が出ており、能力を時には超えて検査している」と述べた。
 一方、28日に判明したコロナ患者の内訳は、地域別では名古屋市が65人。東三河では、豊橋市で浜松市の感染者集団(クラスター)に由来する40代男性の患者が1人、蒲郡市でも70代男性の感染が確認された。近隣では豊田市で6人(20代5人、30代1人)、岡崎市で6人(20代3人、30代、40代、70代各1人)などの感染が判明している。
 年代別では10代4人、20代51人、30代19人、40代17人、50代9人、60代2人、70代5人、80代3人。重症化しやすいとされる80代の感染者はいずれも名古屋市。
 1日以降の感染者総数は757人。年代別内訳は20代が372人、30代が124人、40代が87人。感染経路は東京(首都圏)由来が11・0%まで低下した。感染経路不明者は421人で55・6%に達している。また、今月22~28日の1週間では、感染経路不明者が63・0%とさらに高くなっている。
 感染者のうち軽症は724人。中等症は7人増えて30人になった。入院中の人は797人。県は東浦町の施設を軽症か無症状の人向けの滞在施設として再開した。今後、無症状の場合は自宅待機となる可能性を大村知事は指摘している。
 警戒領域から厳重警戒領域になったことを受け、名古屋市のオアシス21と名古屋テレビ塔のライトアップを29日夜以降、黄からオレンジに変更する。

豊橋、新城で各1人が確認

 豊橋、新城の両市で29日、新たに新型コロナウイルス患者が各1人、確認された。午後6時半現在、豊川、蒲郡の両市でも感染者があったという情報がある。
 豊橋市によると、市内在住の40代女性で、サービス業。26日に市外で感染が判明した同僚と接触歴があり、27日に帰国者・接触者相談センターに相談後、発熱。28日にPCR検査センターで検体を採取、29日に陽性が判明した。25日以降は勤務しておらず、現在は症状が無いという。6人家族で、公共交通機関は利用していない。同市で16例目の感染者となった。
 一方、新城市によると、感染したのは40代男性。市内では3例目となった。23日に発症し、28日に陽性が確定した。軽症で、濃厚接触者の確認を進めているという。感染判明は24日以来。穂積亮次市長は「市中感染拡大のおそれは少ないと認識している」とコメントした。
【山田一晶】

県内コロナ感染者 新たに167人

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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