94歳の宮川さん 田原で水彩画初個展
田原市福江町の宮川福子さん（94）が描いた水彩画の数々が、同町のショッピングセンターレイのエントランスで展示されている。文字通り「八十の手習い」で始めた水彩画。風景や花など、色鮮やかに描かれた小品が来店者にも好評だ。
この８月で95歳を迎える宮川さんは、店内に店舗がある「みやがわ化粧品」の宮川邦洋代表の母。38歳の時に夫の助言で化粧品販売をはじめ、同店オープン時から店を切り盛りしてきた。一線を退いた後、友人の誘いを受け、80歳から画家の白神和彦氏の元に通って水彩画を７年勉強した。教室展で作品を発表したことはあるが、個人の作品を一堂に並べたのは今回が初めてという。
今回、エントランスが寂しいことから、宮川代表が母の作品を並べようと企画した。
会場には２枚１組の額作品「紀伊半島の夕暮れ」をはじめ、伊良湖岬や日出の石門、竹林や桜、並木道、赤富士など実際に見たり、写真をもとにしたりして描いた風景画や、自宅にある置物のキジ、野菜や果物といった身近なものを題材にした静物画が並ぶ。丁寧に彩色した力作が店内の雰囲気を華やかに盛り上げている。「皆さんのお陰。店を訪れた人に楽しんでもらいたい」と笑顔を見せる宮川さん。展示は当面、続けるという。
【田中博子】
田原市福江町の宮川福子さん（94）が描いた水彩画の数々が、同町のショッピングセンターレイのエントランスで展示されている。文字通り「八十の手習い」で始めた水彩画。風景や花など、色鮮やかに描かれた小品が来店者にも好評だ。
この８月で95歳を迎える宮川さんは、店内に店舗がある「みやがわ化粧品」の宮川邦洋代表の母。38歳の時に夫の助言で化粧品販売をはじめ、同店オープン時から店を切り盛りしてきた。一線を退いた後、友人の誘いを受け、80歳から画家の白神和彦氏の元に通って水彩画を７年勉強した。教室展で作品を発表したことはあるが、個人の作品を一堂に並べたのは今回が初めてという。
今回、エントランスが寂しいことから、宮川代表が母の作品を並べようと企画した。
会場には２枚１組の額作品「紀伊半島の夕暮れ」をはじめ、伊良湖岬や日出の石門、竹林や桜、並木道、赤富士など実際に見たり、写真をもとにしたりして描いた風景画や、自宅にある置物のキジ、野菜や果物といった身近なものを題材にした静物画が並ぶ。丁寧に彩色した力作が店内の雰囲気を華やかに盛り上げている。「皆さんのお陰。店を訪れた人に楽しんでもらいたい」と笑顔を見せる宮川さん。展示は当面、続けるという。
【田中博子】
