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豊橋市が10月にも新電力会社設立へ

豊橋市バイオマス利活用センターのバイオガス発電機=豊橋市神野新田町中島で
豊橋市バイオマス利活用センターのバイオガス発電機=豊橋市神野新田町中島で
センター内にある太陽光発電所
センター内にある太陽光発電所

 豊橋市は、10月にも新電力会社「とよはし新電力」(仮称)を設立する方針を示した。市バイオマス利活用センターのバイオガス発電と、市有地の太陽光発電所の電力を調達し、市役所庁舎や小中学校など市関係施設に供給する。設立に向け、センター運営会社など民間企業と共同出資するため、出資金を市議会9月定例会の補正予算案として提案する。事業開始は来年2月を目指す。
 7月29日にあった市議会環境経済委員会で市が説明した。市は2050年に再生可能エネルギー利用100%を目指した事業展開への足掛かりとする。
 新電力会社は、神野新田町中島にあるセンターで下水汚泥や生ごみなどから発生させるバイオガス発電をメインに、市有地3カ所(センター内、神野新田町オノ割、高塚町)にある太陽光発電所の発電電力を調達する。供給力が不十分な場合は、センター運営会社の一つ「JFEエンジニアリング」(東京都)のグループ会社の小売電気事業者などから電気を買う。
 供給先は市役所庁舎のほか小中学校、文化、スポーツ施設、水道施設など市が関係する130施設になる。市は電力を切り替えにより、年間約400万円の電力費と、二酸化炭素換算で年間5558㌧(2018年度比)の温室効果ガス排出量の削減が、それぞれ可能と試算する。
 会社設立にあたり、市は33・4%、他はJFEエンジニアリング、地元金融機関が出資する。市は市議会定例会議決後に関係機関と連携協定を結んで会社を設立し、中部電力パワーグリッドとの電力買い取りなどの協議を進め、来年2月に供給開始を目指す。
 また、事業開始後は電力供給対象を400カ所に拡大していく。
 市によると、地方自治体が参入している新電力会社は県内では岡崎市、近隣では浜松市がある。
【安藤聡】

 豊橋市は、10月にも新電力会社「とよはし新電力」(仮称)を設立する方針を示した。市バイオマス利活用センターのバイオガス発電と、市有地の太陽光発電所の電力を調達し、市役所庁舎や小中学校など市関係施設に供給する。設立に向け、センター運営会社など民間企業と共同出資するため、出資金を市議会9月定例会の補正予算案として提案する。事業開始は来年2月を目指す。
 7月29日にあった市議会環境経済委員会で市が説明した。市は2050年に再生可能エネルギー利用100%を目指した事業展開への足掛かりとする。
 新電力会社は、神野新田町中島にあるセンターで下水汚泥や生ごみなどから発生させるバイオガス発電をメインに、市有地3カ所(センター内、神野新田町オノ割、高塚町)にある太陽光発電所の発電電力を調達する。供給力が不十分な場合は、センター運営会社の一つ「JFEエンジニアリング」(東京都)のグループ会社の小売電気事業者などから電気を買う。
 供給先は市役所庁舎のほか小中学校、文化、スポーツ施設、水道施設など市が関係する130施設になる。市は電力を切り替えにより、年間約400万円の電力費と、二酸化炭素換算で年間5558㌧(2018年度比)の温室効果ガス排出量の削減が、それぞれ可能と試算する。
 会社設立にあたり、市は33・4%、他はJFEエンジニアリング、地元金融機関が出資する。市は市議会定例会議決後に関係機関と連携協定を結んで会社を設立し、中部電力パワーグリッドとの電力買い取りなどの協議を進め、来年2月に供給開始を目指す。
 また、事業開始後は電力供給対象を400カ所に拡大していく。
 市によると、地方自治体が参入している新電力会社は県内では岡崎市、近隣では浜松市がある。
【安藤聡】

豊橋市バイオマス利活用センターのバイオガス発電機=豊橋市神野新田町中島で
豊橋市バイオマス利活用センターのバイオガス発電機=豊橋市神野新田町中島で
センター内にある太陽光発電所
センター内にある太陽光発電所

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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