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踏切巡り特色など本に

本を手にする鈴木さん=東愛知新聞社で
本を手にする鈴木さん=東愛知新聞社で
歴史の面影を感じさせる中屋敷踏切㊤、ちょっと有名になった洗濯場踏切
歴史の面影を感じさせる中屋敷踏切㊤、ちょっと有名になった洗濯場踏切

 豊川市住吉町の鈴木明良さんが7月「豊川鉄道物語~踏切からみえた風景」(A4判、全20㌻)を小冊子にまとめた。
 鈴木さんは今年、司馬遼太郎の幕末を舞台にした小説「峠」を読み、主人公、河合継之助の生き方に感銘を受けた。家老として仕えた長岡藩主の牧野氏が、豊川牛久保をルーツとしていることから、牧野氏や牛久保城址について調べていた。
 遺構は残っていないものの、「城跡」「中屋敷」という名の踏切を見つけ、ワクワクしたという。この後、豊川市内にあるJR飯田線の踏切を歩いて巡り、地域の人々と会話をしながらその特色を知り、踏切のワークシートも作った。
 市内の飯田線踏切は72カ所あるという。テレビなどでも取り上げられた「洗濯場」という変わった名前の踏切もその一つだ。踏切周辺に住む人々と鈴木さんの地名を巡るやり取りも面白い。ワークシートには、自分で調べて記入するよう空欄が設けられていて、埋めた人には本を贈呈する。
 鈴木さんは「多くの人に、大人の自由研究として沿線を歩いて踏切を確認していただきたい。コロナ禍でも十分楽しめると思う」と話し、踏切探しを呼び掛けた。
 冊子には、豊川鉄道(現JR飯田線)の歴史、海軍工廠(こうしょう)の拡張と豊川市の誕生、幻の西豊川駅、名鉄豊川線の歴史をはじめ、鈴木さんが踏切巡りをした様子などが書かれている。
 鈴木さんは今後、豊川小学校区内にある世界遺産「松原用水路の分水工」についても調べていくという。
 問い合わせは、鈴木さん(電話080・5166・7365)へ。
【小島幸子】

 豊川市住吉町の鈴木明良さんが7月「豊川鉄道物語~踏切からみえた風景」(A4判、全20㌻)を小冊子にまとめた。
 鈴木さんは今年、司馬遼太郎の幕末を舞台にした小説「峠」を読み、主人公、河合継之助の生き方に感銘を受けた。家老として仕えた長岡藩主の牧野氏が、豊川牛久保をルーツとしていることから、牧野氏や牛久保城址について調べていた。
 遺構は残っていないものの、「城跡」「中屋敷」という名の踏切を見つけ、ワクワクしたという。この後、豊川市内にあるJR飯田線の踏切を歩いて巡り、地域の人々と会話をしながらその特色を知り、踏切のワークシートも作った。
 市内の飯田線踏切は72カ所あるという。テレビなどでも取り上げられた「洗濯場」という変わった名前の踏切もその一つだ。踏切周辺に住む人々と鈴木さんの地名を巡るやり取りも面白い。ワークシートには、自分で調べて記入するよう空欄が設けられていて、埋めた人には本を贈呈する。
 鈴木さんは「多くの人に、大人の自由研究として沿線を歩いて踏切を確認していただきたい。コロナ禍でも十分楽しめると思う」と話し、踏切探しを呼び掛けた。
 冊子には、豊川鉄道(現JR飯田線)の歴史、海軍工廠(こうしょう)の拡張と豊川市の誕生、幻の西豊川駅、名鉄豊川線の歴史をはじめ、鈴木さんが踏切巡りをした様子などが書かれている。
 鈴木さんは今後、豊川小学校区内にある世界遺産「松原用水路の分水工」についても調べていくという。
 問い合わせは、鈴木さん(電話080・5166・7365)へ。
【小島幸子】

本を手にする鈴木さん=東愛知新聞社で
本を手にする鈴木さん=東愛知新聞社で
歴史の面影を感じさせる中屋敷踏切㊤、ちょっと有名になった洗濯場踏切
歴史の面影を感じさせる中屋敷踏切㊤、ちょっと有名になった洗濯場踏切

カテゴリー:社会・経済

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