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被災地支援の輪を広げる 豊川一宮西部小の「もろ星☆」

新聞で集めた被災地の話題を校内放送で伝える「もろ星☆」の児童ら=一宮西部小学校で
新聞で集めた被災地の話題を校内放送で伝える「もろ星☆」の児童ら=一宮西部小学校で

 きょう3月11日で、東日本大震災から6年―。豊川市一宮西部小学校(柴田斉子校長)の6年生男児有志でなり、被災地支援活動を行う「もろ星☆」が、節目の日を前にPR活動を行った。福島第1原発事故を発端としたいじめ問題などについて情報を集め、子どもの目線で支援・啓発の輪を広げている。
 もろ星☆は昨年、柴田校長の提案で結成。校内行事でのダンスや応援演舞で、継続的に被災地支援を啓発している。
 震災から6年を前に、メンバーは新聞記事を読んで切り抜き、被災地の話題や防災に役立つ情報を収集。6日から10日まで毎日、昼休みに放送室でマイクに向かい、集めた情報や感じたことを全校生徒に伝えた。
 児童会会長の伊藤豊君は、原発事故によって福島の故郷を追われ、転校先の学校でいじめに遭った児童を取り上げた。「地震が原因なのに、あってはならないこと」。年齢の近い子が苦しむ事実を一人でも多くの友達に知ってほしいと思うと共に、身近な問題のように思えた。「もし自分が身の周りで(いじめを)目にしたら、ダメだよと言いたい」。
 他にも原田朱鳥君、原田修輔君、小戸森心都君、加藤孝規君、松井孝聖、鈴木琉平君が、被災者の心のケアや段ボールでの避難生活体験、姿勢を低くして身を守るシェイクアウト訓練、津波で流されたマツで作られた楽器などを取り上げ、さまざまな視点で震災と向き合った。
 8日から3日間は校門に立って募金活動も行い、被災地の学校か地区に送る予定。児童らの発案で、2月の防災集会で来校した宮城県仙台市の学校教員・千葉久美子さんに協力を依頼し、被災地の小学校訪問と交流も計画している。
 担当教諭の増田和将さんは「もしこの地方でも地震が起きた時、お互い助け合える関係を築いてほしい」と話す。
(由本裕貴)

 きょう3月11日で、東日本大震災から6年―。豊川市一宮西部小学校(柴田斉子校長)の6年生男児有志でなり、被災地支援活動を行う「もろ星☆」が、節目の日を前にPR活動を行った。福島第1原発事故を発端としたいじめ問題などについて情報を集め、子どもの目線で支援・啓発の輪を広げている。
 もろ星☆は昨年、柴田校長の提案で結成。校内行事でのダンスや応援演舞で、継続的に被災地支援を啓発している。
 震災から6年を前に、メンバーは新聞記事を読んで切り抜き、被災地の話題や防災に役立つ情報を収集。6日から10日まで毎日、昼休みに放送室でマイクに向かい、集めた情報や感じたことを全校生徒に伝えた。
 児童会会長の伊藤豊君は、原発事故によって福島の故郷を追われ、転校先の学校でいじめに遭った児童を取り上げた。「地震が原因なのに、あってはならないこと」。年齢の近い子が苦しむ事実を一人でも多くの友達に知ってほしいと思うと共に、身近な問題のように思えた。「もし自分が身の周りで(いじめを)目にしたら、ダメだよと言いたい」。
 他にも原田朱鳥君、原田修輔君、小戸森心都君、加藤孝規君、松井孝聖、鈴木琉平君が、被災者の心のケアや段ボールでの避難生活体験、姿勢を低くして身を守るシェイクアウト訓練、津波で流されたマツで作られた楽器などを取り上げ、さまざまな視点で震災と向き合った。
 8日から3日間は校門に立って募金活動も行い、被災地の学校か地区に送る予定。児童らの発案で、2月の防災集会で来校した宮城県仙台市の学校教員・千葉久美子さんに協力を依頼し、被災地の小学校訪問と交流も計画している。
 担当教諭の増田和将さんは「もしこの地方でも地震が起きた時、お互い助け合える関係を築いてほしい」と話す。
(由本裕貴)

新聞で集めた被災地の話題を校内放送で伝える「もろ星☆」の児童ら=一宮西部小学校で
新聞で集めた被災地の話題を校内放送で伝える「もろ星☆」の児童ら=一宮西部小学校で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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