新たなコロナ感染者 県内9人、豊橋はゼロ

　県は22日、この日新たに判明した新型コロナウイルス陽性患者は９人だったと発表した。新規患者が１桁になるのは７月14日（３人）以来、70日ぶり。終息傾向にあるが、４連休で医療機関の受診を控えていることも考えられ、引き続き警戒が必要だ。県は感染拡大防止の呼びかけを続けている。
　９人の地域別内訳は県所管が４人、名古屋市が３人、岡崎市が２人。豊橋市はゼロで、東三河の感染報告はなかった。名古屋市で新規患者が１桁になるのは今月16日以来。
　一方、21日の19人の地域別内訳は名古屋市が10人で、東三河は新規患者がいなかった。年齢別内訳は20代と30代が各４人、40代と50代が各５人など。
　７月１日から９月21日までの総感染者数は４６０３人で、30代以下は55・６％、感染経路不明者は52・１％。この期間の重症、中等症の患者の割合は11・９％となった。９月の21日間のそれは17・８％に下がった。
　過去７日間の平均でみる県独自の指標は、新規陽性患者数が28・９人、入院患者数は３３３・０人、陽性率（29日現在）は４・５％、重症者数は16・１人。陽性率のみが「注意領域」（グリーンゾーン）で、他は「厳重警戒領域」（オレンジゾーン）にある。
　21日現在の入院患者は１７１人、入院調整中は８人、自宅療養は１４７人、軽症か無症状の患者向け施設入所は63人。
【山田一晶】