ボクシング中日本新人王の時弘さん 豊川市長に報告

　豊川市御油町在住で、ボクシングのフェザー級中日本新人王に輝いた時弘将志さん（24）＝とよはしジム＝が28日、豊川市役所で竹本幸夫市長を表敬訪問した。
　時弘さんは刈谷市内であった決勝で、和光ジム所属の村田翼さんと対戦。第１ラウンドに右のカウンターパンチで２度のダウンを奪うも、その後は反撃を許して判定はドローとなったが、規定により優勢勝ちで王者となった。
　御油小、豊川市立西部中を卒業後、愛産大三河高校でボクシング部に所属。２年次の大会で県準優勝になるなど活躍したが、卒業を機に一度は引退した。しかし豊橋市内の工場に勤務しながらボディービルディングに励んでいた際、ボクシングへの情熱がよみがえり、一昨年３月からとよはしジムで練習を積んでいた。
　今後は11月に九州や西日本地区の代表選手と対戦する予定で、その先には日本一を懸けて東日本地区代表と戦う東西対抗戦を見据える。「九州代表は強敵になると思う。パワーとフィジカルでは負けない自信がある。連打で相手の動きを封じて勝ちたい」と竹本市長に必勝を誓った。
　とよはしジムの松尾哲也会長（48）も「根性がある。いずれは東洋のチャンピオンベルトなどに挑戦できる選手になってほしい」と期待を込めた。
【由本裕貴】