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豊橋市長選告示まであと1週間

豊橋市長選告示まであと1週間

 任期満了に伴う豊橋市長選挙は、11月1日の告示まで残り1週間となった。立候補を表明しているのは五十音順で、県議の浅井由崇氏(58)、現職の佐原光一氏(66)、弁当販売業の鈴木美穂氏(46)の3人だ。各陣営とも本番へ向けた準備に余念がない。戦闘開始を間近に控えた各陣営の近況を探ってみた。

 浅井氏は市内各所で連日、早朝の街頭活動を展開し、その模様をツイッターなどSNSに投稿している。
 街頭活動は地元選出の関健一郎衆議院議員と同じ場所で行うことも多く、出勤途中の会社員らに手を振りながら顔を売り込んでいる。赴く先も中心市街地周辺から、県境や市境に近い郊外まで広範に及ぶ。
 支持者は「最近は小学生から『あっ、浅井よしたかだ』なんて声を掛けられることも。票に直結こそしないが、誰とでも膝を交えて話す彼の人柄が出ている」と話す。
 推薦政党を軸に組織力で挑むライバルに対し、浅井氏陣営は自発的に集まった有権者の草の根活動で対抗する。選挙戦のカギを握るのは、ほかの首長選挙と比べても低いとされる投票率だ。さらに無党派層の掘り起こしも併せて重要になる。
 ある支持者は「地道に街頭活動を続けて有権者に顔と名前が浸透してきた。まだ広げる余地がある」と引き締める。
 さらに「地道な街頭活動は、きのうやきょう始めたものではない。子どもたちの声が家庭に広がり、投票行動の変化をもたらせば」と期待する。
 4選を目指す佐原氏の後援会は週末に集会を開催してきた。今月17日の後援会校区代表者会では、推薦をする自民の国会議員や、公明の市議らも集い、支持拡大に努めていくことを誓いあった。選対本部長に就く根本幸典衆院議員は「自民と公明が総力あげて戦う。安定と継続を訴えていく」と誓う。佐原氏は「(浅井氏よりも)遅れて出馬を表明した。全力で走ります。協力をお願いします」と選挙戦への意気込みを語った。
 会合では支持者が「もっと危機感が必要ではないか」と佐原氏を叱咤(しった)する場面もあった。
 24日には後援会青年局主催の若手ミーティングに参加した。佐原氏は集まった親子連れに対し、障害者支援について触れ「生まれてから義務教育期間中、そして社会人になるまで、絶え間ない支援を考えていきたい」と語った。
 平日には公務の合間を縫って自治会会合や、会社での朝礼に顔を出し、支援を訴えている。
 鈴木氏はSNSでの情報発信を核に、有権者との対面での政策アピールを目指している。
【安藤聡、加藤広宣】

 任期満了に伴う豊橋市長選挙は、11月1日の告示まで残り1週間となった。立候補を表明しているのは五十音順で、県議の浅井由崇氏(58)、現職の佐原光一氏(66)、弁当販売業の鈴木美穂氏(46)の3人だ。各陣営とも本番へ向けた準備に余念がない。戦闘開始を間近に控えた各陣営の近況を探ってみた。

 浅井氏は市内各所で連日、早朝の街頭活動を展開し、その模様をツイッターなどSNSに投稿している。
 街頭活動は地元選出の関健一郎衆議院議員と同じ場所で行うことも多く、出勤途中の会社員らに手を振りながら顔を売り込んでいる。赴く先も中心市街地周辺から、県境や市境に近い郊外まで広範に及ぶ。
 支持者は「最近は小学生から『あっ、浅井よしたかだ』なんて声を掛けられることも。票に直結こそしないが、誰とでも膝を交えて話す彼の人柄が出ている」と話す。
 推薦政党を軸に組織力で挑むライバルに対し、浅井氏陣営は自発的に集まった有権者の草の根活動で対抗する。選挙戦のカギを握るのは、ほかの首長選挙と比べても低いとされる投票率だ。さらに無党派層の掘り起こしも併せて重要になる。
 ある支持者は「地道に街頭活動を続けて有権者に顔と名前が浸透してきた。まだ広げる余地がある」と引き締める。
 さらに「地道な街頭活動は、きのうやきょう始めたものではない。子どもたちの声が家庭に広がり、投票行動の変化をもたらせば」と期待する。
 4選を目指す佐原氏の後援会は週末に集会を開催してきた。今月17日の後援会校区代表者会では、推薦をする自民の国会議員や、公明の市議らも集い、支持拡大に努めていくことを誓いあった。選対本部長に就く根本幸典衆院議員は「自民と公明が総力あげて戦う。安定と継続を訴えていく」と誓う。佐原氏は「(浅井氏よりも)遅れて出馬を表明した。全力で走ります。協力をお願いします」と選挙戦への意気込みを語った。
 会合では支持者が「もっと危機感が必要ではないか」と佐原氏を叱咤(しった)する場面もあった。
 24日には後援会青年局主催の若手ミーティングに参加した。佐原氏は集まった親子連れに対し、障害者支援について触れ「生まれてから義務教育期間中、そして社会人になるまで、絶え間ない支援を考えていきたい」と語った。
 平日には公務の合間を縫って自治会会合や、会社での朝礼に顔を出し、支援を訴えている。
 鈴木氏はSNSでの情報発信を核に、有権者との対面での政策アピールを目指している。
【安藤聡、加藤広宣】

豊橋市長選告示まであと1週間

カテゴリー:政治・行政

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