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豊橋市長選出馬予定者 SNSや動画で主張

豊橋市長選出馬予定者 SNSや動画で主張
左から浅井氏、佐原氏、鈴木氏のツイート
左から浅井氏、佐原氏、鈴木氏のツイート

 豊橋市長選挙は11月1日の告示まで秒読み段階に入った。立候補表明したのは50音順に、県議の浅井由崇氏(58)、現職の佐原光一氏(66)、弁当販売業の鈴木美穂氏(46)の3氏。最近の選挙はインターネットの活用も必須となり、3者とも自身の政策のほか、集会や街頭活動の様子を公式ホームページやSNSに随時掲載、投稿する。不特定多数の有権者に主張を届ける「空中戦」も新たな手法として定着しつつある。
 
 浅井氏はこれまでの政治活動や豊橋市政についての考えを公式ホームページで示している。
 そのうえで、日々の活動をツイッターやフェイスブックなどで発信。市内各地での街頭活動を中心に、県議の公務で出席する行事や後援会集会などの様子を写真や動画を使って随時投稿している。
 動画共有サイト「YouTube」には「豊橋新時代チャンネル」を開設している。地元出身の大学生がインタビュアーとなり「ベンチャー拠点づくり」などの政策から「ユニチカ問題」「多選の弊害」など多岐にわたる内容で発信する。
 浅井陣営では「年配者もスマートフォンが欠かせない時代。コロナ禍は関係なく、 ネットでの発信は不可欠な手段になる」と見ている。
 現状では「お金がかからないように専門要員は置いていない。詳しいスタッフの協力で制作している」と実情を語る。
 SNSの活用は「多くの閲覧者をホームページへ導くための手段。スマホなどではじっくり見てもらえない。短時間で要点を的確に伝えることが肝心」と話す。

 佐原陣営は8年前から続けているフェイスブックのほか、今夏にホームページを開設。ツイッターやインスタグラム、ラインなどSNSを充実させ、さらにYouTubeで念を押すスタイル。
 ホームページはこまめに活動報告を更新中。支持する県議や市議のインタビュー動画のほか、節目の出馬表明や政策発表などをリアルタイムで配信する手の込みようだ。
 西幸町の後援会事務所では随時、インタビュアーとの対談を収録し、これまで29本を配信。12年間の市政運営の実績を語っている。対談相手も一般市民や経営者から、スポーツ選手まで多岐にわたる。月末までに7本を追加配信する予定だ。
 後援会関係者は「本人が丁寧に説明する場でもある」という。
 デジタル戦略も重要施策として掲げる一方、新型コロナ対策に関わった経験を今後の戦いにも生かしたい考えだ。
 事務局の加藤正純さんは「コロナ禍でいつ緊急事態宣言が出されるか分からない。個人演説会も開けず、対面活動の制限もありうる。リモートでも発信できる備えが必要」と語る。

 もっとも遅く立候補を表明した鈴木氏は、仲間が制作したホームページができたことをツイッターで投稿。出遅れを挽回しようと、市長の退職金廃止など次々と独自の政策を打ち出して投稿を重ねている。
【安藤聡、加藤広宣】

 豊橋市長選挙は11月1日の告示まで秒読み段階に入った。立候補表明したのは50音順に、県議の浅井由崇氏(58)、現職の佐原光一氏(66)、弁当販売業の鈴木美穂氏(46)の3氏。最近の選挙はインターネットの活用も必須となり、3者とも自身の政策のほか、集会や街頭活動の様子を公式ホームページやSNSに随時掲載、投稿する。不特定多数の有権者に主張を届ける「空中戦」も新たな手法として定着しつつある。
 
 浅井氏はこれまでの政治活動や豊橋市政についての考えを公式ホームページで示している。
 そのうえで、日々の活動をツイッターやフェイスブックなどで発信。市内各地での街頭活動を中心に、県議の公務で出席する行事や後援会集会などの様子を写真や動画を使って随時投稿している。
 動画共有サイト「YouTube」には「豊橋新時代チャンネル」を開設している。地元出身の大学生がインタビュアーとなり「ベンチャー拠点づくり」などの政策から「ユニチカ問題」「多選の弊害」など多岐にわたる内容で発信する。
 浅井陣営では「年配者もスマートフォンが欠かせない時代。コロナ禍は関係なく、 ネットでの発信は不可欠な手段になる」と見ている。
 現状では「お金がかからないように専門要員は置いていない。詳しいスタッフの協力で制作している」と実情を語る。
 SNSの活用は「多くの閲覧者をホームページへ導くための手段。スマホなどではじっくり見てもらえない。短時間で要点を的確に伝えることが肝心」と話す。

 佐原陣営は8年前から続けているフェイスブックのほか、今夏にホームページを開設。ツイッターやインスタグラム、ラインなどSNSを充実させ、さらにYouTubeで念を押すスタイル。
 ホームページはこまめに活動報告を更新中。支持する県議や市議のインタビュー動画のほか、節目の出馬表明や政策発表などをリアルタイムで配信する手の込みようだ。
 西幸町の後援会事務所では随時、インタビュアーとの対談を収録し、これまで29本を配信。12年間の市政運営の実績を語っている。対談相手も一般市民や経営者から、スポーツ選手まで多岐にわたる。月末までに7本を追加配信する予定だ。
 後援会関係者は「本人が丁寧に説明する場でもある」という。
 デジタル戦略も重要施策として掲げる一方、新型コロナ対策に関わった経験を今後の戦いにも生かしたい考えだ。
 事務局の加藤正純さんは「コロナ禍でいつ緊急事態宣言が出されるか分からない。個人演説会も開けず、対面活動の制限もありうる。リモートでも発信できる備えが必要」と語る。

 もっとも遅く立候補を表明した鈴木氏は、仲間が制作したホームページができたことをツイッターで投稿。出遅れを挽回しようと、市長の退職金廃止など次々と独自の政策を打ち出して投稿を重ねている。
【安藤聡、加藤広宣】

豊橋市長選出馬予定者 SNSや動画で主張
左から浅井氏、佐原氏、鈴木氏のツイート
左から浅井氏、佐原氏、鈴木氏のツイート

カテゴリー:政治・行政

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