工事が進む三遠南信道1号トンネル
中部地方整備局浜松河川国道事務所は28日、三遠南信自動車道の東栄IC(インターチェンジ)-鳳来峡ICの7・1㌔区間で建設中の1号トンネル(642㍍)を報道陣に公開した。
担当している熊谷組は、発破の装薬作業を離れてできる技術を紹介した。従来は崩落の可能性が高い現場で長時間、人力で棒を使って爆薬を詰めており、危険性と肉体的苦痛が問題となっていた。
作業員が約2㍍の装填ホースを持ち、手元リモコンを押して空気圧で自動的に装薬する。爆薬が圧縮され威力が増し、作業効率も上昇した。
他に、落石を検知するシステムも紹介された。
清水建設は2号トンネル(約400㍍)で使っている最新の3Dスキャナーを紹介した。
三遠南信自動車道は長野県飯田市と浜松市を結ぶ約100㌔の高規格幹線道路。現在、全線で事業着手しており、全体の約6割が開通した。地域間の移動時間の大幅な短縮が期待されている。
【林大二朗】
中部地方整備局浜松河川国道事務所は28日、三遠南信自動車道の東栄IC(インターチェンジ)-鳳来峡ICの7・1㌔区間で建設中の1号トンネル(642㍍)を報道陣に公開した。
担当している熊谷組は、発破の装薬作業を離れてできる技術を紹介した。従来は崩落の可能性が高い現場で長時間、人力で棒を使って爆薬を詰めており、危険性と肉体的苦痛が問題となっていた。
作業員が約2㍍の装填ホースを持ち、手元リモコンを押して空気圧で自動的に装薬する。爆薬が圧縮され威力が増し、作業効率も上昇した。
他に、落石を検知するシステムも紹介された。
清水建設は2号トンネル(約400㍍)で使っている最新の3Dスキャナーを紹介した。
三遠南信自動車道は長野県飯田市と浜松市を結ぶ約100㌔の高規格幹線道路。現在、全線で事業着手しており、全体の約6割が開通した。地域間の移動時間の大幅な短縮が期待されている。
【林大二朗】