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田原「亀の子隊」ベストプラクティスに選定

20年以上続く毎月のクリーンアップ=田原市の西の浜で
20年以上続く毎月のクリーンアップ=田原市の西の浜で
持続可能な活動に意欲を見せる鈴木代表㊨=田原市役所で
持続可能な活動に意欲を見せる鈴木代表㊨=田原市役所で

 田原市西の浜で海岸保全などに取り組む環境ボランティアサークル「亀の子隊」(鈴木吉春代表)の活動が、県と名古屋市が募った「あいち・なごや生物多様性ベストプラクティス」で、特に優れた事例に選ばれた。鈴木代表が29日、市役所に山下政良市長を訪ね、受賞の喜びと今後の活動へ抱負を語った。
 2010年の「生物多様性条約国際会議」(COP10)で採択した「愛知目標」の最終年にちなみ、県内の優れた環境保全の事例を募った。特に優れた20の「ベストプラクティス」を選定。東三河では、NPO法人表浜ネットワークのウミガメ産卵地保全、葦毛湿原保護の会などの植生回復も選ばれた。
 「亀の子隊」は1998年、教員だった鈴木さんが結成したボランティアサークル。伊勢湾に面した西の浜のきれいな海を守ろうと、海岸のクリーンアップ活動を毎月続けている。今年度は市内の保育園から中学生までの44人が登録した。磯の観察会など、環境体験学習にも取り組んで活動の輪を広めている。
 鈴木さんは「海の良さや恵みを知り、守り続けていく大切さを子どもたちに伝えたい」と決意を新たにした。
 この22年の活動について「結成当初と違って国や県などが海の保全に関心を示している。環境学習も新しい担い手が現れれて、活動にも広がりが見えてきた」と手応えを感じた様子だ。
 今後の活動について鈴木さんは「長く続けるためには後継者や組織づくりが課題。現役公務員や退職者らの社会貢献意欲を引き出し、新たな連携につなげたい」と意欲を見せた。
 山下市長は「長年にわたる継続とともに、市内の他の活動に波及しているところが特筆すべき点だ」とたたえた。
(加藤広宣)

 田原市西の浜で海岸保全などに取り組む環境ボランティアサークル「亀の子隊」(鈴木吉春代表)の活動が、県と名古屋市が募った「あいち・なごや生物多様性ベストプラクティス」で、特に優れた事例に選ばれた。鈴木代表が29日、市役所に山下政良市長を訪ね、受賞の喜びと今後の活動へ抱負を語った。
 2010年の「生物多様性条約国際会議」(COP10)で採択した「愛知目標」の最終年にちなみ、県内の優れた環境保全の事例を募った。特に優れた20の「ベストプラクティス」を選定。東三河では、NPO法人表浜ネットワークのウミガメ産卵地保全、葦毛湿原保護の会などの植生回復も選ばれた。
 「亀の子隊」は1998年、教員だった鈴木さんが結成したボランティアサークル。伊勢湾に面した西の浜のきれいな海を守ろうと、海岸のクリーンアップ活動を毎月続けている。今年度は市内の保育園から中学生までの44人が登録した。磯の観察会など、環境体験学習にも取り組んで活動の輪を広めている。
 鈴木さんは「海の良さや恵みを知り、守り続けていく大切さを子どもたちに伝えたい」と決意を新たにした。
 この22年の活動について「結成当初と違って国や県などが海の保全に関心を示している。環境学習も新しい担い手が現れれて、活動にも広がりが見えてきた」と手応えを感じた様子だ。
 今後の活動について鈴木さんは「長く続けるためには後継者や組織づくりが課題。現役公務員や退職者らの社会貢献意欲を引き出し、新たな連携につなげたい」と意欲を見せた。
 山下市長は「長年にわたる継続とともに、市内の他の活動に波及しているところが特筆すべき点だ」とたたえた。
(加藤広宣)

20年以上続く毎月のクリーンアップ=田原市の西の浜で
20年以上続く毎月のクリーンアップ=田原市の西の浜で
持続可能な活動に意欲を見せる鈴木代表㊨=田原市役所で
持続可能な活動に意欲を見せる鈴木代表㊨=田原市役所で

カテゴリー:社会・経済

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