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溶接ヒューム濃度測定に力入れる東海分析化学研究所

溶接ヒュームを測定する機器(提供)
溶接ヒュームを測定する機器(提供)

 環境や工場の有害物質、食品の残留農薬などを測定している「東海分析化学研究所」(豊川市、大場和子社長)は、溶接で出る「溶接ヒューム」の濃度測定に力を入れている。厚生労働省が来年4月から、金属アーク溶接作業について健康障害防止措置を義務付けるためだ。
 金属アーク溶接は、放電により電流を流して高熱を発生させて溶接する技術。その際、金属が気化する。これが「溶接ヒューム」と呼ばれ、中に含まれるマンガンが人体へ悪影響を及ぼす。
 防止措置が義務付けられると、溶接ヒュームを一定の濃度以下にするために工場内の換気強化や、人体へ吸い込む量を減らすため作業員がより高性能の防じんマスクを着用する必要がある。
 同研究所は、溶接作業員に個人サンプラーと呼ばれる専用の機器を取り付けて、溶接ヒュームの濃度を調査する。規制開始前に調査することで、どれだけの対策が必要か事前に分かる。
 大場恵史副社長は「労働者の健康を守るために、自社の状況の確認が大切です」と話す。問い合わせは東海分析化学研究所(0533・65・3571)へ。
【竹下貴信】

 環境や工場の有害物質、食品の残留農薬などを測定している「東海分析化学研究所」(豊川市、大場和子社長)は、溶接で出る「溶接ヒューム」の濃度測定に力を入れている。厚生労働省が来年4月から、金属アーク溶接作業について健康障害防止措置を義務付けるためだ。
 金属アーク溶接は、放電により電流を流して高熱を発生させて溶接する技術。その際、金属が気化する。これが「溶接ヒューム」と呼ばれ、中に含まれるマンガンが人体へ悪影響を及ぼす。
 防止措置が義務付けられると、溶接ヒュームを一定の濃度以下にするために工場内の換気強化や、人体へ吸い込む量を減らすため作業員がより高性能の防じんマスクを着用する必要がある。
 同研究所は、溶接作業員に個人サンプラーと呼ばれる専用の機器を取り付けて、溶接ヒュームの濃度を調査する。規制開始前に調査することで、どれだけの対策が必要か事前に分かる。
 大場恵史副社長は「労働者の健康を守るために、自社の状況の確認が大切です」と話す。問い合わせは東海分析化学研究所(0533・65・3571)へ。
【竹下貴信】

溶接ヒュームを測定する機器(提供)
溶接ヒュームを測定する機器(提供)

カテゴリー:社会・経済

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