コロナ新規陽性者 県内211人、豊橋は4人

　県は21日、新たに２１１人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。２００人を超えるのは３日連続。この日から３連休が始まったが、県は対策レベルを「厳重警戒」に引き上げている。「第３波という心構えを」と呼びかけ、感染防止対策や高齢者らへの感染拡大防止を求めている。
　２１１人の地域別内訳は、県所管が85人、名古屋市が１０６人、豊橋市が４人、岡崎市が６人、豊田市が10人。豊橋市の４人は50代の男性２人と女性１人、60代の男性１人。２人はすでに陽性と判明している人との接触歴があり、保健所からの連絡を受けたか、自発的に検査を申し出た。
　一方、20日に陽性と発表された２０２人の地域別内訳は名古屋市が89人。東三河では豊橋市が13人、豊川市が50代女性１人、蒲郡市が10代女性と60代男性各１人だった。年代別では20代が58人で28・７％を占めた。続いて50代が35人、60代が29人、30代が24人など。
　県が独自に定めている過去７日間の平均にみる指標によると、新規陽性者数は１４５・３人（危険＝レッドゾーン）、入院患者数は３０７・３人厳重警戒＝オレンジゾーン）、陽性率（11月９日現在）は12・３％（厳重警戒＝オレンジゾーン）、重症者数は16・６人（同）となっており、感染者の増え方次第では、さらに対応措置が取られる可能性もある。３連休中の封じ込めがどこまでできるかにかかる。
　10月21日から11月20日までの「第３波」の感染者は２６９７人となった。30代以下が占める割合は49・０％、感染経路不明は43・１％。この期間の重症、中等症の患者の割合は11・３％。
　20日現在の入院は３３４人、入院調整は10人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２２６人、自宅療養は６４１人。

「Ｇｏ　Ｔｏキャンペーン」新規予約一時停止

　菅義偉首相は21日、観光需要喚起策「Ｇｏ　Ｔｏキャンペーン」について、感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入すると表明した。また食事券の新規発行停止とポイント利用を控える措置の検討を要請すると述べた。都道府県知事と連携して進める。
【山田一晶】