豊橋の新川小で120周年式典

　豊橋市立新川小学校の創立１２０周年記念式典が21日、前田中町の同校であった。児童や来賓、同窓生らが出席し、地域一丸で伝統を受け継いでいくことを誓った。
　学校は明治後期の１９０１年に豊橋南部尋常小学校として創立。31年に現在地へ移転した。
　祖父から自身の子まで４代が卒業生という佐藤元英同窓会長は「明治から令和まで五つの時代を受け継がれた学校。常に輝き薫る校区と未来につなげる場所であり続けることを祈念します」とあいさつ。来賓で、卒業生でもある山西正泰教育長が祝辞を述べた。
　同窓会から電子ピアノ４台、体育館での映像を各教室に映す放送機材が贈られ、児童代表の６年伊関永亜さんが「大切に使っていきます」とお礼の言葉を述べた。
　会場では木全正光教諭が作詞作曲した応援歌「新川の流れ」を５～６年生94人が披露した。
　杉浦均校長は「校訓『よく学び　よく遊べ』は１２０年間、色あせることなく守り続けられてきた。同窓生や地元住民の力を結集し、さらに進化した学校を目指します」と謝辞を述べた。
　最後に中庭に全校児童272人が集い、式典参加者に向けて校歌を斉唱した。
【安藤聡】