整備着々、間もなく田原の福江公園が完成

　田原市福江町、福江市民館前で進められている福江公園の整備工事が間もなく完了する。現場の業者によると、今月内に工事は完了する見込み。防災機能も備えた公園で、この春から利用できるようになる。
　公園は旧渥美町地域で初めての街区公園。滑り台やミニアスレチックなどを兼ね備えた大型遊具をはじめ、水遊び場、バスケットゴールなどを設けた。防災備蓄倉庫もあり、親子や子どもたちの遊び場、交流の場だけでなく、地域における災害時に機能を果たす公園としても期待される。
　大型遊具は全長約８㍍、高さ約２㍍70㌢の滑り台に加え、子ども向けのミニアスレチックも楽しめる仕様。水遊び場はかつて敷地内に井戸水があったことから、手押しポンプを設置し、地下水をくみ上げて水が出せる仕組みにするなど遊び心を持たせた。
　防災備蓄倉庫には、災害復旧などに必要な作業道具類を保管。座るだけでなく、火を用いる炊き出しにも使える「かまどベンチ」も複数台設置した。　
　工事の工程はほぼ完了しているが、芝生を地面に定着させるための養生期間が必要なため、利用開始は５月１日からになるという。
（千葉敬也）