コロナ新規陽性者 県内198人、豊橋は8人

　県は26日、新たに１９８人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。１００人台となるのは３日連続。大村秀章知事は同日、名古屋市中区の飲食店に対する営業時間短縮と、県民に対する東京方面への不要不急の移動自粛を要請した。
　１９８人の管轄保健所別内訳は、県管轄が85人、名古屋市が92人、豊橋市と岡崎市が各８人、豊田市が５人。豊橋市は10代男性、20代男性、30代男女、60代女性、70代男女、90代男性。４人はすでに陽性と判定された人の濃厚接触者。

知事が中区の酒提供飲食店へ営業時短要請

　この状況を受け大村知事は、名古屋市中区の繁華街で、酒を提供する飲食店に対し、営業時間を午後９時までとするよう要請する。期間は29日から20日間で、応じると１日２万円、最大40万円が補償される。このエリアは「第２波」の８月にも同様の時間短縮要請が出た。
　一方、25日に陽性と発表された１７７人の地域別内訳は、名古屋市が79人。東三河は豊橋市の４人のほか、豊川市の70代男性、蒲郡市の50代男性だった。年代別内訳は、20代が42人、50代が30人、40代が28人、30代が27人など。
　10月21日から11月25日までの「第３波」の陽性者は３４３３人となった。70代以上の割合は10・７％と低下した。感染経路不明者は44・９％。この期間の重症、中等症の患者の割合は11・４％。死者は３人増えて１１３人となった。
　25日現在の入院は３６６人、入院調整は12人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２１６人、自宅療養は８３７人。
【山田一晶】