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浅井豊橋市長が所信表明

所信表明を述べる浅井市長=豊橋市議会議場で
所信表明を述べる浅井市長=豊橋市議会議場で

 豊橋市の12月市議会定例会が11月30日、開会した。17日に就任した浅井由崇市長(58)は所信表明演説で「コロナ禍による社会変革の中、人口減少社会に果敢に立ち向かい、市民が夢と希望を抱くことのできる、力強い豊橋をつくっていく。『人を育むまち』を念頭に、良いものは引き継ぎつつ、変えるべき施策はしっかりと変える」と述べた。
 具体的には、医療と福祉、介護▽子育てと教育▽産業振興と社会基盤整備、広域連携▽農業と地域の魅力アップ▽市役所運営-の五つの施策を紹介した。
 医療などでは新型コロナウイルス対策だけでなく、市民病院と東三河の主要な官民の病院との連携強化を図る。救急需要への対応はICTを活用した予測システム開発などで救命率の向上を目指す。動物愛護センター設置と地域猫活動への支援をする。
 子育てと教育では、安心して子どもを産み育てることができる環境の整備、選挙戦で訴えてきた通り「地産地消を通じた給食の質の向上と、小学校給食費の無償化に取り組みます」と力を込めた。新アリーナ建設については「原点に立ち返って開かれた議論をする」とした。
 広域連携は湖西市と市民サービス向上に向けた連携の在り方を検討する。まちの魅力向上は、「県道と市道が混在する豊橋駅東口駅前エリアを、県と連携しながら魅力あるデザインづくりにチャレンジする」と意気込みをみせた。
 市役所運営について「市民との対話の機会を拡充する」としたほか、「市長の多選は弊害が大きいものと考える。多選自粛条例の制定に取り組む」と結んだ。
 議会では、市議報酬条例の改正案など6議案が上程され、原案通り可決した。
【安藤聡】

 豊橋市の12月市議会定例会が11月30日、開会した。17日に就任した浅井由崇市長(58)は所信表明演説で「コロナ禍による社会変革の中、人口減少社会に果敢に立ち向かい、市民が夢と希望を抱くことのできる、力強い豊橋をつくっていく。『人を育むまち』を念頭に、良いものは引き継ぎつつ、変えるべき施策はしっかりと変える」と述べた。
 具体的には、医療と福祉、介護▽子育てと教育▽産業振興と社会基盤整備、広域連携▽農業と地域の魅力アップ▽市役所運営-の五つの施策を紹介した。
 医療などでは新型コロナウイルス対策だけでなく、市民病院と東三河の主要な官民の病院との連携強化を図る。救急需要への対応はICTを活用した予測システム開発などで救命率の向上を目指す。動物愛護センター設置と地域猫活動への支援をする。
 子育てと教育では、安心して子どもを産み育てることができる環境の整備、選挙戦で訴えてきた通り「地産地消を通じた給食の質の向上と、小学校給食費の無償化に取り組みます」と力を込めた。新アリーナ建設については「原点に立ち返って開かれた議論をする」とした。
 広域連携は湖西市と市民サービス向上に向けた連携の在り方を検討する。まちの魅力向上は、「県道と市道が混在する豊橋駅東口駅前エリアを、県と連携しながら魅力あるデザインづくりにチャレンジする」と意気込みをみせた。
 市役所運営について「市民との対話の機会を拡充する」としたほか、「市長の多選は弊害が大きいものと考える。多選自粛条例の制定に取り組む」と結んだ。
 議会では、市議報酬条例の改正案など6議案が上程され、原案通り可決した。
【安藤聡】

所信表明を述べる浅井市長=豊橋市議会議場で
所信表明を述べる浅井市長=豊橋市議会議場で

カテゴリー:政治・行政

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