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豊橋市長「休暇中」明示せず

11日公表分には「打ち合わせ」「東三河ビジョン協議会」などの日程があったが、18日公表分は「公務はありません」に変わった。
11日公表分には「打ち合わせ」「東三河ビジョン協議会」などの日程があったが、18日公表分は「公務はありません」に変わった。
職務代理者として東三河ビジョン協議会に出席した金田副市長=東三河県庁で
職務代理者として東三河ビジョン協議会に出席した金田副市長=東三河県庁で

 豊橋市長の浅井由崇市長(58)が年末年始の公務を取りやめ、休みを取っていることが判明した。東愛知新聞社の取材に対し、市は「所用のため」としているが、日程表には「休暇中」であることを明示していない。「働き方改革で休みを取るのはよいが、公人として休みであることを公表しないのか」との疑問の声が出ている。
 市は毎週金曜、翌週月曜から2週間分の市長日程をホームページに掲載している。今月11日公表分には「総務部打ち合わせ」「企画部打ち合わせ」(21日)▽「東三河ビジョン協議会」(22日)などの日程が並んでいた。しかし、18日公表分の21日~来年1月3日分は「公務はありません」との文字が四角で囲んで記されているだけで、他はすべて空欄になっていた。
 市秘書課に取材すると「市長本人の所用で21日~1月3日は休みです」と回答があった。「所用」については説明しなかった。
 22日には東三河県庁で浅井氏の市長就任後初の「東三河ビジョン協議会」があった。浅井市長は当初は出席を予定していたとみられるが、職務代理者として金田英樹副市長が出席した。
 市長は特別職なため、休暇を届け出る必要はない。前任の佐原光一氏は11月16日の退任時に「3期12年間、一度も休むことがなく仕事をした」などと語った。
 ある自民党市議は「理由はともかく公人だ。市民に休んでいることを、きちんと市民に周知する必要があるのでは」と疑問を呈した。
【安藤聡】
    ◇
 一方、豊橋市は22日、毎年1月最初の開庁日に実施してきた仕事始め式を今後、取りやめると発表した。年始の行事を減らし、職員が公休と合わせて有給や振り替えの休暇を取りやすくする環境づくりにつなげるためとしている。代わって市長の訓示分を各所属へ通知する。
 年内の仕事納め式はすでに実施しない方針を示している。

 豊橋市長の浅井由崇市長(58)が年末年始の公務を取りやめ、休みを取っていることが判明した。東愛知新聞社の取材に対し、市は「所用のため」としているが、日程表には「休暇中」であることを明示していない。「働き方改革で休みを取るのはよいが、公人として休みであることを公表しないのか」との疑問の声が出ている。
 市は毎週金曜、翌週月曜から2週間分の市長日程をホームページに掲載している。今月11日公表分には「総務部打ち合わせ」「企画部打ち合わせ」(21日)▽「東三河ビジョン協議会」(22日)などの日程が並んでいた。しかし、18日公表分の21日~来年1月3日分は「公務はありません」との文字が四角で囲んで記されているだけで、他はすべて空欄になっていた。
 市秘書課に取材すると「市長本人の所用で21日~1月3日は休みです」と回答があった。「所用」については説明しなかった。
 22日には東三河県庁で浅井氏の市長就任後初の「東三河ビジョン協議会」があった。浅井市長は当初は出席を予定していたとみられるが、職務代理者として金田英樹副市長が出席した。
 市長は特別職なため、休暇を届け出る必要はない。前任の佐原光一氏は11月16日の退任時に「3期12年間、一度も休むことがなく仕事をした」などと語った。
 ある自民党市議は「理由はともかく公人だ。市民に休んでいることを、きちんと市民に周知する必要があるのでは」と疑問を呈した。
【安藤聡】
    ◇
 一方、豊橋市は22日、毎年1月最初の開庁日に実施してきた仕事始め式を今後、取りやめると発表した。年始の行事を減らし、職員が公休と合わせて有給や振り替えの休暇を取りやすくする環境づくりにつなげるためとしている。代わって市長の訓示分を各所属へ通知する。
 年内の仕事納め式はすでに実施しない方針を示している。

11日公表分には「打ち合わせ」「東三河ビジョン協議会」などの日程があったが、18日公表分は「公務はありません」に変わった。
11日公表分には「打ち合わせ」「東三河ビジョン協議会」などの日程があったが、18日公表分は「公務はありません」に変わった。
職務代理者として東三河ビジョン協議会に出席した金田副市長=東三河県庁で
職務代理者として東三河ビジョン協議会に出席した金田副市長=東三河県庁で

カテゴリー:政治・行政

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