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和菓子店と金属加工業コラボ「はにゃまるもちセット」

奥三河はなまるもち
奥三河はなまるもち
写真3:セットになった黒文字
写真3:セットになった黒文字
和菓子店と金属加工業コラボ「はにゃまるもちセット」

 新城市の老舗和菓子店「とみかわや」(豊島竜谷)が、「しっぽ貸し手」などのマスクの抗ウイルスアイテム製造販売でブレークした「山本製作所」(豊川市宿町、田中倫子社長)とタッグを組み26日、限定商品「はにゃまるもちセット」のオンライン販売予約受け付けを始めた。和菓子と金属加工業のコラボ。さっそく多くの予約が入っているという。新型コロナウイルス禍の中、わくわくするような明るい話題だ。
 1930(昭和5)年創業の「とみかわや」。小さなせんべい屋からスタートし、現在は新城市に2店舗、豊橋市に1店舗を展開する。今年、創業90周年を迎えた。
 両者の間を取り持った企業の経営サポートなどを手掛ける「ポイント・フォワード」社の永田るり子代表取締役は、若者への和菓子のアピール方法を考えていた。「とみかわや」の商品は魅力たっぷりなのだが、SNSだけでは訴求力が弱い。
 そこで、今年「しっぽ貸し手」「しっぽ使っ手」を発売、各種メディアにも登場する山本製作所にコラボを打診した。まんじゅうやようかんといえば竹製の「黒文字(くろもじ)」が付く。これを真ちゅうで作れないか、と10月に持ちかけた。牧野智紀さんがこれを受け、いくつかの試作品を作ってテストし、安全で使いやすい黒文字が完成した。
 長さ約9㌢。上部には花びらが彫り込まれているが、その下部には猫の足跡が三つ。山本製作所がブランド化した猫がここに登場する。「真ちゅうは抗菌作用や耐腐食性があり、使いこむと表面が酸化して、落ち着いた色に変わり味わいが増す素材」とPRする。牧野さんが手作りしているが、1日10個が限界という。
 これに「とみかわや」自慢の「奥三河はなまるもち」6個が入ったセットだ。新城市特産の八名丸(やなまる)里芋と、四谷千枚田で収穫したもち米を使った人気菓子。県産のみそを練り合わせた甘じょっぱいあんが柔らかいもち米で包まれている。猫にあやかってセットで「はにゃまるもち」という名がついた。
 26日午前、豊川市の「カルナドラッグストア小坂井店」で5セット限定販売があり、30分で売り切れた。もちの試食もあったが、1時間でなくなる盛況ぶりだった。
 田中社長は「しっぽシリーズのファンには、若い人も多くいます。黒文字に込めた製造業の職人の技と、地元の魅力を一緒に感じていただけたら」と話した。
 2888円(税込み)。予約は「とみかわや」のオンラインショップ=QRコード=から。売り切れ次第終了。商品は1月中旬以降に発送される。すでに、次期販売の問い合わせも寄せられているという。
【山田一晶】

 新城市の老舗和菓子店「とみかわや」(豊島竜谷)が、「しっぽ貸し手」などのマスクの抗ウイルスアイテム製造販売でブレークした「山本製作所」(豊川市宿町、田中倫子社長)とタッグを組み26日、限定商品「はにゃまるもちセット」のオンライン販売予約受け付けを始めた。和菓子と金属加工業のコラボ。さっそく多くの予約が入っているという。新型コロナウイルス禍の中、わくわくするような明るい話題だ。
 1930(昭和5)年創業の「とみかわや」。小さなせんべい屋からスタートし、現在は新城市に2店舗、豊橋市に1店舗を展開する。今年、創業90周年を迎えた。
 両者の間を取り持った企業の経営サポートなどを手掛ける「ポイント・フォワード」社の永田るり子代表取締役は、若者への和菓子のアピール方法を考えていた。「とみかわや」の商品は魅力たっぷりなのだが、SNSだけでは訴求力が弱い。
 そこで、今年「しっぽ貸し手」「しっぽ使っ手」を発売、各種メディアにも登場する山本製作所にコラボを打診した。まんじゅうやようかんといえば竹製の「黒文字(くろもじ)」が付く。これを真ちゅうで作れないか、と10月に持ちかけた。牧野智紀さんがこれを受け、いくつかの試作品を作ってテストし、安全で使いやすい黒文字が完成した。
 長さ約9㌢。上部には花びらが彫り込まれているが、その下部には猫の足跡が三つ。山本製作所がブランド化した猫がここに登場する。「真ちゅうは抗菌作用や耐腐食性があり、使いこむと表面が酸化して、落ち着いた色に変わり味わいが増す素材」とPRする。牧野さんが手作りしているが、1日10個が限界という。
 これに「とみかわや」自慢の「奥三河はなまるもち」6個が入ったセットだ。新城市特産の八名丸(やなまる)里芋と、四谷千枚田で収穫したもち米を使った人気菓子。県産のみそを練り合わせた甘じょっぱいあんが柔らかいもち米で包まれている。猫にあやかってセットで「はにゃまるもち」という名がついた。
 26日午前、豊川市の「カルナドラッグストア小坂井店」で5セット限定販売があり、30分で売り切れた。もちの試食もあったが、1時間でなくなる盛況ぶりだった。
 田中社長は「しっぽシリーズのファンには、若い人も多くいます。黒文字に込めた製造業の職人の技と、地元の魅力を一緒に感じていただけたら」と話した。
 2888円(税込み)。予約は「とみかわや」のオンラインショップ=QRコード=から。売り切れ次第終了。商品は1月中旬以降に発送される。すでに、次期販売の問い合わせも寄せられているという。
【山田一晶】

奥三河はなまるもち
奥三河はなまるもち
写真3:セットになった黒文字
写真3:セットになった黒文字
和菓子店と金属加工業コラボ「はにゃまるもちセット」

カテゴリー:社会・経済

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