コロナ新規感染者 県内216人、豊橋は1人

　県は27日、新たに２１６人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。日曜の発表では過去最多で、２００人超は５日連続。28日出発分からは旅行需要喚起策「Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル」キャンペーンが全国一斉に中止される（１月11日まで）。効果が注目される。【山田一晶】
　管轄保健所別内訳は、県管轄が79人、名古屋市が１３０人、豊橋市が１人、岡崎市が２人、豊田市が４人。豊橋市は30代男性で、知人が陽性となったため、検査を受けて判明した。
　一方、26日に陽性と発表された２６５人の管轄保健所別内訳は名古屋市が１１０人。東三河は豊橋市の21人のほか、豊川市が10歳未満女児１、30代男女各１、40代男性１の計４人▽蒲郡市が30代女性と50代男性各１の２人▽田原市が10代男性１、20代男性１、40代男女各１、50代男性１の計５人－となっており、３市計11人のうち８人は濃厚接触者だった。
　２６５人の年代別内訳は20代が53人、40代が39人、70代が34人、30代と50代が32人など。
　県が定めた過去７日間の平均値でみる指標は、新規陽性者が２１１・６人、入院患者数が５５０・０人、陽性率が７・８％、重症者数が38・６人、新規陽性者のうちの高齢者が46・９人。
　10月21日から12月25日までの陽性者は９６８１人となった。70代以上の割合は15・１％。感染経路不明者は４３１８人となっている。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・７％。死者は６人増えて１９４人となった。
　25日現在の入院は５６７人、入院調整は19人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２２８人、自宅療養は１２４２人。

　豊川市は27日、市役所本庁舎に勤務する20代の男性職員が新型コロナウイルス検査で陽性となったと発表した。25日に濃厚接触者と指摘され、検査を受けた。18日以降は出勤しておらず、来庁者や職員との接触はないという。
　また豊橋市は26日夜、市立玉川小の児童１人が、陽性と判定されたと発表した。冬休み中だが、校内を消毒する。