コロナ新規陽性者 県内122人、豊橋は5人

　県は28日、新たに１２２人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。６日ぶりに２００人を下回ったが、月曜の発表では10月21日からの第３波としては最多となった。多くの企業や役所は29日から冬休みとなるが、人の移動による感染拡大に注意が必要だ。県は不要不急の移動自粛、帰省の延期を検討するよう求めている。
　１２２人の管轄保健所別内訳は、県管轄が49人、名古屋市が56人、豊橋市が５人、岡崎市が２人、豊田市が10人。豊橋市は20代男性１、50代男性１、70代の男性１人と女性２人。70代女性２人は、クラスター（感染者集団）が発生している市内医療機関の関係者。
　また豊川市は28日、市立牛久保保育園で保育士と園児が陽性となったことを受けて実施した濃厚接触者と保健所から検査指示があった計１１４人のＰＣＲ検査の結果、新たに園児１人が陽性になったと発表した。同園での陽性者は計６人。すべての疫学検査が終了したため、予定通り１月５日から再開するという。
　一方、27日に陽性と判定された２１６人の地域別内訳は、名古屋市が１３０人。東三河は豊橋市の１人のほか、豊川市が20代男性１、50代男女各１▽蒲郡市が50代男性１▽新城市が80代女性１－となっている。新城市の例を除き、いずれも濃厚接触者。
　２１６人の年代別内訳は20代が41人、50代が31人、70代が29人、80代が22人など。
　第３波の陽性者は９８９７人となった。70台以上の割合は15・３％。感染経路不明者は44・３％となっている。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・７％。死者は１人増えて１９５人となった。
　27日現在の入院は５８５人、入院調整は15人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２３１人、自宅療養は１３０４人。
【山田一晶】