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Bリーグ島田チェアマン 豊橋市長らに新構想を説明

浅井市長を表敬するBリーグチェアマンの島田氏㊨=市役所で
浅井市長を表敬するBリーグチェアマンの島田氏㊨=市役所で

 プロバスケット「Bリーグ」の島田慎二チェアマンが6日、豊橋市の浅井由崇市長を訪ね、2026年から導入する構造改革とその柱になるアリーナの考えを説明した。豊橋商工会議所で神野吾郎会頭にも同様に説明した。さらに地元の三遠ネオフェニックス関係者らに講演し、新構想とチームの課題を示した。
 浅井市長と会談した島田氏は「きょうは将来構想と支援をお願いした。リーグやクラブの価値を高めることへ理解を求めた」と話した。
 発足10年目で導入する構造改革は、現在3部あるリーグの勝敗による入替制を廃止する。代わりに「B1」「B2」の2リーグとし、球団の事業成績などで分ける。トップのB1は年間売上12億円と4000人以上の集客、拠点となるアリーナを核にした事業戦略も求められる。
 講演で島田氏は新構想とフェニックスの現在の課題を示した。B1所属18クラブの平均売上は9億2000万円だが、フェニックスのそれは約7億円などとして、期限の24年度までにクリアすべき課題を明らかにした。
 新構想の基準について島田氏は「データでみても経営の安定度と成績の相関関係は強い。売上不足を補うにはスポンサーが欠かせない」との考えを示した。
 さらにアリーナについて「単なる競技場ではなく、集客施設としてお金を生み出す仕組みと一緒に考えるべきだ。地域社会と経済への波及、ソフトを生かすハードの視点があればハコモノ批判には当たらない」と述べた。
 整備は「官民、官か民のみ」のいずれかと、既存施設の改修・更新時期を見た検討が重要だと指摘した。そのうえで「一番は『場所』だ」と強調した。
【加藤広宣】

 プロバスケット「Bリーグ」の島田慎二チェアマンが6日、豊橋市の浅井由崇市長を訪ね、2026年から導入する構造改革とその柱になるアリーナの考えを説明した。豊橋商工会議所で神野吾郎会頭にも同様に説明した。さらに地元の三遠ネオフェニックス関係者らに講演し、新構想とチームの課題を示した。
 浅井市長と会談した島田氏は「きょうは将来構想と支援をお願いした。リーグやクラブの価値を高めることへ理解を求めた」と話した。
 発足10年目で導入する構造改革は、現在3部あるリーグの勝敗による入替制を廃止する。代わりに「B1」「B2」の2リーグとし、球団の事業成績などで分ける。トップのB1は年間売上12億円と4000人以上の集客、拠点となるアリーナを核にした事業戦略も求められる。
 講演で島田氏は新構想とフェニックスの現在の課題を示した。B1所属18クラブの平均売上は9億2000万円だが、フェニックスのそれは約7億円などとして、期限の24年度までにクリアすべき課題を明らかにした。
 新構想の基準について島田氏は「データでみても経営の安定度と成績の相関関係は強い。売上不足を補うにはスポンサーが欠かせない」との考えを示した。
 さらにアリーナについて「単なる競技場ではなく、集客施設としてお金を生み出す仕組みと一緒に考えるべきだ。地域社会と経済への波及、ソフトを生かすハードの視点があればハコモノ批判には当たらない」と述べた。
 整備は「官民、官か民のみ」のいずれかと、既存施設の改修・更新時期を見た検討が重要だと指摘した。そのうえで「一番は『場所』だ」と強調した。
【加藤広宣】

浅井市長を表敬するBリーグチェアマンの島田氏㊨=市役所で
浅井市長を表敬するBリーグチェアマンの島田氏㊨=市役所で

カテゴリー:社会・経済

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