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救急搬送37分に1回

2人が亡くなった民家火災=豊橋市花田町で昨年5月
2人が亡くなった民家火災=豊橋市花田町で昨年5月
個人用防護服を来ての救急活動
個人用防護服を来ての救急活動
救急搬送37分に1回

昨年の火災などまとめ

 豊橋市消防本部は、2020年の火災と救急搬送の件数(速報値)をまとめた。救急搬送した1万2318人のうち、209人に新型コロナウイルスのPCR検査などを実施、23人が陽性となったとしている。特に感染が急拡大した第3波の12月だけで16人を占めた。
 救急搬送の統計によると、出動件数は1万4318人で、19年(1万5941件)に比べ、1623件(10・2%)減少した。内訳はトップが急病で9400件(前年比10・5%減)。一般負傷が1918件(同0・3%減)、その他が1580件(同13・4%減)、交通が930件(同23・3%減)などとなっている。コロナ禍で交通量が減少したことも影響した可能性がある。
 一方、1万2318人の搬送人員の年代別内訳は、65歳以上の高齢者が7674人で全体の62・3%を占めた。前年は8224人で6・7%減少したものの、構成比は3?増えた。
 また、一般負傷で搬送された1688人のうち、高齢者は1253人(74・2%)となっており、消防本部は「高齢者の転倒を未然に防ぐ予防救急啓発が重要」としている。
 一日あたりの出動は39件、37分に1回の割合で出動したことになる。
 火災は101件で前年比3件減。種別では建物火災が49件ともっとも多く、前年比7件減となった。ほかに車両火災が13件(同2件増)、林野火災が2件(皆増)などとなっている。
 このうち、住宅火災は26件(同2件減)で、全焼は3件あった。前年は1件だった。
 人的、金銭的被害をみると、死者は2人で前年と同じ。負傷者は15人で前年の3人から5倍に増えた。内訳は建物火災が10人、車両火災が2人、その他火災が2人など。
 火災による損害額は6705万円で前年比26・7%減。建物の焼損面積は809平方㍍で、前年比53・8%減と大幅に減少した。
 出火原因は「放火(疑い含む)」が17件(同9件減)で、もっとも多い。続いて「たき火」が12件で前年の4倍。「たばこ」は11件で前年比4件増。「こんろ」が7件で同2件増だった。
【山田一晶】

昨年の火災などまとめ

 豊橋市消防本部は、2020年の火災と救急搬送の件数(速報値)をまとめた。救急搬送した1万2318人のうち、209人に新型コロナウイルスのPCR検査などを実施、23人が陽性となったとしている。特に感染が急拡大した第3波の12月だけで16人を占めた。
 救急搬送の統計によると、出動件数は1万4318人で、19年(1万5941件)に比べ、1623件(10・2%)減少した。内訳はトップが急病で9400件(前年比10・5%減)。一般負傷が1918件(同0・3%減)、その他が1580件(同13・4%減)、交通が930件(同23・3%減)などとなっている。コロナ禍で交通量が減少したことも影響した可能性がある。
 一方、1万2318人の搬送人員の年代別内訳は、65歳以上の高齢者が7674人で全体の62・3%を占めた。前年は8224人で6・7%減少したものの、構成比は3?増えた。
 また、一般負傷で搬送された1688人のうち、高齢者は1253人(74・2%)となっており、消防本部は「高齢者の転倒を未然に防ぐ予防救急啓発が重要」としている。
 一日あたりの出動は39件、37分に1回の割合で出動したことになる。
 火災は101件で前年比3件減。種別では建物火災が49件ともっとも多く、前年比7件減となった。ほかに車両火災が13件(同2件増)、林野火災が2件(皆増)などとなっている。
 このうち、住宅火災は26件(同2件減)で、全焼は3件あった。前年は1件だった。
 人的、金銭的被害をみると、死者は2人で前年と同じ。負傷者は15人で前年の3人から5倍に増えた。内訳は建物火災が10人、車両火災が2人、その他火災が2人など。
 火災による損害額は6705万円で前年比26・7%減。建物の焼損面積は809平方㍍で、前年比53・8%減と大幅に減少した。
 出火原因は「放火(疑い含む)」が17件(同9件減)で、もっとも多い。続いて「たき火」が12件で前年の4倍。「たばこ」は11件で前年比4件増。「こんろ」が7件で同2件増だった。
【山田一晶】

2人が亡くなった民家火災=豊橋市花田町で昨年5月
2人が亡くなった民家火災=豊橋市花田町で昨年5月
個人用防護服を来ての救急活動
個人用防護服を来ての救急活動
救急搬送37分に1回

カテゴリー:社会・経済

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