コロナ新規陽性者 県内132人、豊橋は13人

　県は12日、新たに１３２人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。２日連続で２００人を下回ったが、３連休明けの数値のため、13日以降に陽性者が急増する可能性がある。県は国に緊急事態宣言発令を要請、県民や事業者に感染拡大防止策を徹底するよう呼びかけている。
　１３２人の管轄保健所別内訳は、県管轄が50人、名古屋市が37人、豊橋市が13人、岡崎、豊田の両市が各16人。豊橋市は10代女性１、20代男性４、20代女性２、30代男性１、30代女性１、40代男性１、50代男性１、50代女性１、60代女性１。濃厚接触者や知人が陽性となったため自発的に検査を受けたのは３人。また、市は90歳以上の男性が11日夜に死亡したと発表した。市内の死者は12例目。心不全や高血圧などの基礎疾患があったという。
　一方、11日に陽性と発表された１９８人の地域別内訳は、名古屋市が87人。東三河は豊橋市の10人のほか、豊川市が70代男性１▽蒲郡市が20代男性１▽田原市が20代女性１、30代男性１、30代女性１。３市の５人のうち２人が濃厚接触者で、３人は感染経路不明。
　年代別内訳は20代が43人、30代が35人、50代が23人、10代と40代がそれぞれ21人。70代以上の割合は16・６％。
　７日間の平均値で示す県の指標をみると、新規陽性者数は３３９・１人（危険）、入院患者数は７０２・０人（危険）、重症者数は44・６人（厳重警戒）、新規陽性者のうち高齢者数は51・７人（危険）となっている。
　昨年10月21日から１月11日までの第３波の陽性者は１万３８４９人となった。70代以上の割合は16・０％。感染経路不明者は43・５％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・６％。死者は４人増えて２７９人となった。
　12日現在の入院は６９６人、入院調整は15人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２７２人、自宅療養は２１４２人。
【山田一晶】