コロナ新規陽性者 県内352人、豊橋は17人

　県は15日、新たに３５２人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。一日の数値としては過去５番目の多さで３００人超は３日連続。県は緊急事態宣言後の初の週末を迎えるにあたり、大村秀章知事は「感染防止対策の徹底を」と改めて呼びかけた。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が１７１人、名古屋市が１３５人、豊橋市が17人、岡崎市が12人、豊田市が17人。豊橋市は10歳未満男児１、10歳未満女児１、20代男性３、30代男性１、30代女性１、40代男性３、40代女性２、50代男性１、50代女性１、70代男性１、70代女性１、80代男性１。11人が濃厚接触者か知人が陽性となったため検査を受けた人。また市は同日、80代の男性の死亡が確認されたと発表した。同市で13例目。基礎疾患があった。さらに市民病院の女性看護師（40代）と、東部環境センターの職員２人が陽性となったと発表した。
　一方、14日に陽性と発表された３１２人の地域別内訳は、東三河が豊橋市の24人のほか、豊川市が30代男性１、40代男性１、50代男性１▽蒲郡市が10代女性１、20代女性１、50代女性１▽新城市が50代男性１。３市の７人のうち、濃厚接触者は４人だった。
　年代別内訳は、20代が75人、40代が46人、50代が45人など。70代以上の割合は12・１％だった。
　７日間の平均でみる県の指標は、新規陽性者数が２９５・３人、入院患者数が７１０・９人、重症者数が51・１人、新規陽性者のうちの高齢者数が42・７人となり、全指標で「危険」となった。陽性率は集計が遅れており、今月７日段階で８・０％（警戒）となっている。
　昨年10月21日から１月14日までの第３波の陽性者は１万４６１０人となった。70代以上の割合は15・８％、感染経路不明者は43・９％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・７％。死者は７人増えて３０５人となり、３００人台を超えた。２００人を超えたのは昨年12月28日で、それから２週間余でさらに１００人増えたことになる。
　14日現在の入院は６６８人、入院調整は23人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２５７人、自宅療養は２１８９人。
【山田一晶】