コロナ新規陽性者 県内218人、豊橋は15人

　県は17日、新たに２１８人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。５日ぶりに３００人を下回った。18日からは県の緊急事態措置により、すべての飲食店が午後８時までの時短営業を要請される。
　２１８人の管轄保健所別内訳は、県管轄が１０９人、名古屋市が83人、豊橋市が15人、岡崎市が６人、豊田市が５人。豊橋市は20代男性２、30代男性１、30代女性１、40代男性２、40代女性１、50代男性４、60代男性２、70代男性１、70代女性１。11人は知人が陽性となり、自発的に検査を受けたか、濃厚接触者など。７人が軽症で他は無症状。
　また市は、東部環境センター（飯村町高山）でクラスター（感染者集団）が発生したと発表した。９～17日に計11人の陽性者が出た。市は「作業着の洗濯場の換気が不十分で『密』になっていた」と説明、対策としてセンター内を消毒し、パーテーションなどを設置するという。ごみ収集への影響はないとしている。
　一方、16日に陽性と判定された３２３人の地域別内訳は、東三河では豊橋市の19人のほか、豊川市が10代男性１、20代女性２、40代女性１、50代男性２▽蒲郡市が20代女性１。２市計７人のうち、濃厚接触者は３人。
　年代別内訳は、20代が85人、40代が50人、50代が45人、30代が37人など。70代以上の割合は11・４％。
　７日間の平均で示す県の指標によると、新規陽性者は２８２・０人、入院患者は７０８・３人、重症者は53・７人、新規陽性者のうちの高齢者は39・０人。いずれの数値も「危険」レベルで推移している。
　昨年10月21日から11月16日までの陽性者は１万５２８４人となった。70代以上の割合は15・７％、感染経路不明者は43・７％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・５％。死者は１人増えて３１７人となった。
　16日現在の入院は６８３人、入院調整は21人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２４０人、自宅療養は２３２３人。
【山田一晶】